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運営会社に有罪判決昨今の婚活ブームにより、結婚したい男女の心理を巧みに利用した犯罪が増加している。昨年の結婚相談所の虚偽紹介事件において、実刑判決がくだった。
3月10日、富山市の結婚相談所「呉縁倶楽部(ごえんくらぶ)」の虚偽紹介事件で、特定商取引法違…
運営会社に有罪判決
昨今の婚活ブームにより、結婚したい男女の心理を巧みに利用した犯罪が増加している。昨年の結婚相談所の虚偽紹介事件において、実刑判決がくだった。3月10日、富山市の結婚相談所「呉縁倶楽部(ごえんくらぶ)」の虚偽紹介事件で、特定商取引法違反(不実の告知)に問われた運営会社JUICE社(富山市新根塚町、杉森勝子社長)の判決が富山地方裁判所であった。
岩井隆義裁判長は、検察側の求刑通り、罰金300万円の有罪判決を言い渡した。
※画像はイメージ
うその説明を行い契約を結ぶ
岩井裁判長は、判決理由として、アンケートスタッフを会員によそおわせ、虚偽の見合いをさせた幹部職員の行為を組織的かつ悪質と指摘した。「結婚したいという人の心理を巧みに利用したもので、刑事責任は重い」
と述べた。
判決によると、2009年3??11月に、同社は富山市の男性会社員(55)ら男女4人に対し、初回は無料でお見合いができるとして、結婚する意思のない同社のアルバイトの女性らを紹介した。その後、「契約すればまた会える」などと、巧みにうその説明を行って有料の会員契約を結ばせた。
この事件では、同社幹部5人が同法違反で起訴され、すでに、元副社長ら4人に執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。1人は起訴事実の一部を争っていて公判中である。
ここ数年の婚活ブームにより、人の気持ちを惹きつける婚活イベントなども数多く開催されている。人間の心理を巧みに利用している婚活詐欺などを見極める目が必要である。
▼外部リンク
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110311-OYT1T00193.htm
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