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17世紀オランダの黄金時代ゆえの文化東京都港区の六本木ヒルズ森タワー52階にある、森アーツセンターギャラリーでは2016年1月14日(木)から、2016年3月31日(木)までの期間、「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」を開催。フェルメール…
17世紀オランダの黄金時代ゆえの文化
東京都港区の六本木ヒルズ森タワー52階にある、森アーツセンターギャラリーでは2016年1月14日(木)から、2016年3月31日(木)までの期間、「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」を開催。フェルメールとレンブラント中心に、17世紀オランダ画家の作品を展示する。なおこの展覧会ではフェルメールを『光のフェルメール』、レンブラントを『闇のレンブラント』と位置づけている。展示内容だが、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、アムステルダム国立美術館を中心に個人像の作品もくわえた60点を一堂に展示する。
そもそも17世紀はオランダが、海を通じて世界史上でも稀に見る発展をとげた時期である。くわえて、新たな芸術文化が発展していった時期でもあるため、数多くの優れた画家を排出した。絵画は一般市民でも手に入られるような大きさや価格でも出回っていたため、一般家庭の壁にまで絵が飾られていたほどだ。
フェルメールとレンブラント
フェルメールは風俗画家として活動していた。生涯に45から50点程度制作したと考えられており、高値で売れたとは考えられるが、つねに義母からの経済支援を必要としていた。フェルメールは45歳で亡くなり、1675年12月16日に埋葬され、死後しばらくその存在が忘れられていた。しかし19世紀にフランスの美術批評家トレ・ビュルガーがこの画家の存在を大々的にひろめたため再び名声を得て、現在まで多くの鑑賞者を魅了している。
レンブラントは1606年にライデンで生まれた。1631年ごろアムステルダムに拠点をうつし、肖像画や歴史画で高い評判を得て、経済的な成功をおさめた。そのため美術展や骨董品の蒐集を始め、1639年には市内に豪邸を購入したものの、1640年後半あたりから困窮しはじめ、1641年に妻が亡くなりやがて1656年に破産し、邸宅と蒐集品を失う。
それでも画家としての制作は衰えず、数々の傑作を生み出した。くわえて多くの弟子を育てたことでも知られている。そのため展覧会では弟子の作品も展示している。
(画像はホームページより)
▼外部リンク
フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展
http://www.tbs.co.jp/vermeer2016/tokyo/
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