ホーム > 転職息抜きニュース > ネット選挙ドットコム

ネット選挙ドットコム

 

衆議院東海ブロック小選挙区4名新人衆議院議員のネット選挙力と発信をリサーチする連載21回目は、東海ブロック、愛知の小選挙区の1年生議員4名を取り上げる。 佐藤夕子(さとうゆうこ;1963年生)氏、山尾志桜里(やまおしおり;1974年生)氏、杉本和己(すぎもとか…


衆議院東海ブロック小選挙区4名
新人衆議院議員のネット選挙力と発信をリサーチする連載21回目は、東海ブロック、愛知の小選挙区の1年生議員4名を取り上げる。

佐藤夕子(さとうゆうこ;1963年生)氏、山尾志桜里(やまおしおり;1974年生)氏、杉本和己(すぎもとかずみ;1960年生)氏、大西健介(おおにしけんすけ;1971年生)氏、森本和義(もりもとかずよし;1966年生)氏のインターネットにおける発信とその活用度をレポート。

脱原発 佐藤夕子氏の公式サイト
まずは、佐藤夕子氏の公式サイト(独自ドメインyuko-sato.com)を見てみよう。佐藤氏は、河村たかし氏の秘書を経て愛知県議を1期務めた後、2009年に民主党から初当選。昨年5月に離党し、地域政党の減税日本に合流、現在は新政党「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(略称:脱原発)」の愛知1区の公認候補として次期選挙に出馬予定。

サイトには「生活目線で政治を変える!」とある。メニューは「お知らせ」「活動報告」「アルバム」「広報紙」「ライブラリー」などと豊富であり、定期的に更新もされているが、いずれも事務的な一覧であったり、広報紙等の資料のアップであったりとで、情報は得られるが、一般的には訪問者の興味が持ちにくい内容である。

また、トップページにはオフィシャルブログへとジャンプするためのバナーも用意されている。ページは同サイト内だ。内容は、率直な感想などを加えて書かれた活動報告。月2〜3回の更新があったが、11月にはいって更新が止まっているようだ。

さらにフェイスブックのバナーもあったが、こちらは「佐藤ゆうこ事務所」の名称を使用しており、ブログの更新情報やイベントの案内などの告知が中心であり、本人のコメントはない。

民主党 山尾志桜里氏の公式サイト
次に、山尾志桜里氏の公式サイト(独自ドメインyamaoshiori.jp)を訪問。山尾氏は検察官を経て政治家に転身、2009年に民主党・愛知7区で初当選した。トップページには「政治家として、母として、未来への責任を果たします」と掲げている。

サイトのトップページは山尾氏の写真で埋め尽くされたアルバムのような印象だ。メニューボタンに写真が使用されており、動画がアップされた「お茶の間街頭演説」、「活動写真」、決意表明の「初志」、「政策」「議事録」などの他、「日記(ブログ)」が用意されている。

ブログはサイト内にあり、ほぼ連日更新されている。記事は、写真なしの原稿が中心。内容は、活動報告や、政治的課題など、山尾氏の率直な感想や意見などを交えながらつづられており、読みやすい。

みんなの党 杉本和己氏の公式サイトとブログ・ソーシャルメディア
3人目は杉本和己氏の公式サイト(独自ドメインsugimotokazumi.jp)を見てみよう。杉本氏は日本興業銀行(現 みずほ銀行)を経て、2005年に全国公募により民主党より立候補、初当選は2009年。先月民主党を離党し、みんなの党から愛知10区で出馬予定。

サイトのコンテンツは、プロフィールや政策などの基本的な情報の他、半年ごとにまとめられている「活動報告」や「動画」など。特に動画は、本会議や委員会、国政報告会など、アーカイブが豊富だ。

さらに、週に3〜4回更新されているブログがあり、タイトルには「尾張のまちを元気にする男!」とうたっている。記事は活動報告や時々の政治的課題・時事問題などの感想や意見などを簡潔にまとめたものだ。

このブログ記事は、ツイッターやフェイスブックでも見ることができ、フェイスブックでは、さらに「国会のスギちゃんの…」と冒頭にカテゴリーを加えた記事も加わっている。

例えば、「…あまり目にしない書類報告」や「…感受性」「…地元散策」「…緊急速報」「…確信報告」「…一言」といった具合だ。ちなみに、ツイッターのアカウントは「sugichannet(スギちゃんネット)」。

民主党 大西健介氏の公式サイトとソーシャルメディア
4人目は大西健介氏の公式サイト「オニケンWEB」(独自ドメインoniken-web.jp)を訪問する。大西氏は参議院事務局に勤務、退職後は衆議院議員馬淵澄夫氏の政策秘書を経て2009年に民主党・愛知13区で初当選した。

サイトのコンテンツは、ブログが中心のようだ。更新は多くても月に2〜3回と多くはないが、各記事は比較的長文であり、政治的な提言をしているものが多い。また「書評」として、本を取り上げている。

ブログの記事は少ないが、その代わりツイッターやフェイスブックを利用しており、毎日更新されている。記事が重複しているものもあるが、主にフェイスブックの発信が多い。1日に複数回、活動の報告をしており、寄せられるコメントに返信などもしている。

民主党 森本和義氏の公式サイト
最後は森本和義氏の公式サイト(独自ドメインmorimoto-kazu.com)。衆議院議員古川元久氏の公設秘書を務め、2009年に民主党・愛知15区で初当選した。

サイトの主なコンテンツは、“国会での活動”と“地元での活動”にカテゴライズされた「活動ダイアリー(ブログ)」だ。週に2〜3回更新されており、告知や活動報告の他、時に政治的な提言などの長文記事もある。

調査総論
それではネット選挙力として5氏を総括してみよう。いずれも、記事数に差があるものの、ブログによって丁寧に活動を報告し、考えを発信している印象があり、評価できる。

加えて、杉本氏と大西氏のフェイスブックは、更新回数の多さと記事の充実が見られ、興味深く読む人も多いだろう。いずれも、ソーシャルメディアの魅力であるリアルタイムの情報発信やコミュニケーションなども生きている。

いずれにしても選挙区民なら、ぜひ一度訪問をお勧めしたい。

(ライター 大久保ゆか)


▼外部リンク

佐藤ゆうこ(公式サイト)
http://yuko-sato.com/

山尾しおり(公式サイト)
http://www.yamaoshiori.jp/

杉本かずみ(公式サイト)
http://sugimotokazumi.jp/
杉本かずみブログ
http://sugimotokazumi.blog16.jp/
杉本和己 フェイスブック
http://www.facebook.com/kazumi.sugimoto.90
杉本かずみ ツイッター
https://twitter.com/sugichannet

オニケンWEB おおにし健介公式サイト
http://oniken-web.jp/
大西健介 フェイスブック
http://www.facebook.com/kensuke.onishi1
大西健介 ツイッター
https://twitter.com/oniken0024

森本かずよし(公式サイト)
http://www.morimoto-kazu.com/






ネット選挙ドットコムのニュース一覧
  • エストニア議会選、最大野党・改革党が第1党に(2019月03年06日)
  • 在外投票でインターネット投票が可能に 総務省(2018月08年11日)
  • 【ブラジル】労働者党、ルラ元大統領を大統領候補に指名(2018月08年07日)
  • 国内初のネット選挙を実施!つくば市(2018月08年04日)
  • 政治議論も安心!トークン機能をつけた「ポリポリ」ベータ版を公開(2018月07年28日)
  • 【ポーランド】性犯罪者の情報をネットで公開(2018月01年07日)
  • TOKAIコミュニケーションズ、藤枝市のIoT(LPWA)プラットフォームを活用した実証実験に採用(2017月11年21日)
  • スロベニア大統領選、現職パホル氏が再選(2017月11年16日)
  • 人口1,500人の岡山県西粟倉村、自治体ICO導入研究に着手(2017月11年14日)
  • 山形県警、Webマップ上に交通事故情報を公開(2017月11年11日)
  • 第48回衆院選における支持政党の変化を調査?インテージ調べ(2017月11年10日)
  • 税金回収にSMS配信サービス「AOSSMS」を導入 豊島区(2017月11年09日)
  • 「トランプ トラッカー」でトランプ発言を日本語でチェック!(2017月11年08日)
  • 内閣府「マイナポータル」とLINEが連携 サービス検索機能の運用開始(2017月11年06日)
  • 【ドイツ】シュタインマイヤー氏が新大統領に(2017月02年15日)
  • さいたま市の魅力をPR動画で発信!(2016月10年31日)
  • 85%の個人投資家がクリントン氏の大統領就任を期待-マネックス証券調べ(2016月10年26日)
  • オバマ大統領「泣き言をいうな」とトランプ氏に勧告(2016月10年22日)
  • なりすましメール防止の「安心マーク」を地方自治体に導入(2016月10年21日)
  • 山口県、「その願い、かなえましょう!」金の斧・銀の斧で企業立地をプロモーション(2016月10年19日)

  •