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衆議院北関東ブロック比例区4名衆参ともに違憲状態との判決となった国会。抜本的な改革、そして選挙に向けて、多くの国民は議員達を厳しく見つめていく必要があるだろう。 来るべき選挙の一助となるべく、衆議院1回生議員のネット活動を北からたどる連載5回目は、前…


衆議院北関東ブロック比例区4名
衆参ともに違憲状態との判決となった国会。抜本的な改革、そして選挙に向けて、多くの国民は議員達を厳しく見つめていく必要があるだろう。

来るべき選挙の一助となるべく、衆議院1回生議員のネット活動を北からたどる連載5回目は、前回に引き続き北関東の比例区選出の議員のうち、残る4名をピックアップする。

国民の生活が第一から石井章(いしいあきら;1957年生)・三宅雪子(みやけゆきこ;1965年生)、民主党から高野守(たかのまもる;1959年生)・高岡芳忠(たかおかよしただ;1966年生)の4氏のインターネットの発信とその活用度をレポートしよう。

国民の生活が第一 石井章氏の公式サイトとブログ
まずは、石井章氏の公式サイト(独自ドメインishiiakira.com)を見てみよう。トップページには、氏のガッツポーズと、「あなたと築こう!未来の日本」というキャッチコピーが大きく掲げられている。

公式サイトは、先月の9月4日に開設されたばかりのようだ。したがってコンテンツの「基本政策」も新しいものだから、有権者はチェックすると良いだろう。また、まだ新しい「国民の生活が第一」関係のバナーがいろいろと貼られているので、民主党との違いを知るためにも、要チェックだ。

その他のコンテンツに関しては、「活動記録」はまだ準備中であり、あとは後援会やボランティアの募集、意見を送るためのフォームが用意されている程度で、現時点ではまだあまり見るものがない。

一方ブログの方は、国内最大手のアメブロを利用し、2008年10月から行っているようだ。更新は月によってばらつきがあるが、多い時で5〜6回、少なくとも1回は記事がアップされている。

内容の中心は、活動報告。地元での活動や交流の様子を写真にコメントをつける形で紹介している。基本的にはしっかり読み込みが必要な記事ではなく、軽めの日記の感覚だ。

国民の生活が第一 三宅雪子氏の公式サイトとブログ
次に、三宅雪子氏の公式サイト(独自ドメインmiyake-yukiko.com)を訪問する。トップページは3種類のポーズをとった三宅氏のポートレートがデザインされ、キャッチフレーズは「私には夢がある」。一見すると政治家というより、タレントのホームページのような印象も受ける。

各ポートレートには3つのマニフェスト「すべての人に公平な社会」「お互いをいたわりあう社会」「皆に居場所のある社会」を掲げており、その主旨も説明しているため、丁寧に見れば、トップページだけでも、政治的なメッセージを明示している。

主なコンテンツは、「活動報告・お知らせ」と「雪子の“DO MY BEST”」。「活動報告」は会議やイベント等の参加、メディア出演やブログ更新などの事務的な報告一覧。一方の「雪子の…」は、サイト内のブログである。

ブログは、ほぼ毎日のように更新されている。中にはお知らせ等も交じりつつ、日々の活動を写真と簡単なコメントにして紹介している。また、今月にはいり、ブログで今後は政策や出来事をしっかりと紹介したい旨を表明しており、その翌日には、内閣改造に関する印象を記事にしている。今後、このような記事が増えていくのかは注目だ。

さらに、三宅氏はツイッターも利用している。フォロワーは3万5千人超、つぶやきも1日20回以上も珍しくない。時事問題に対するコメントや、リツイートやフォロワーたちへの返信も多くおこなっており、ソーシャルメディアによる発信を積極的におこなっていると評価できる。

民主党 高野守氏の公式サイトとブログ
次は民主党、高野守氏の公式サイト(独自ドメインtakano-mamoru.com)を見てみよう。トップページには「ふるさとを守る!日本を守る!平成の桜田烈士たらん!」とのテロップが流れている。桜田烈士とは、水戸や薩摩藩の明治維新の志士のこと。茨城出身の高野氏らしさだろう。

サイトのトップページは、少々雑然としている感がある。選挙ポスターの写真や、氏のマークである「頑張れ!タカのくん」という親指(羽根の一部)を立てたタカのキャラクター、さらにはブログや動画の更新情報などが、あれこれと配置されている。

最近更新があったコンテンツは、「動画コーナー」と「ブログ」。国会の委員会での質問や街頭演説などの動画をアップしている。ただし、この動画は写真をクリックするといきなりダウンロードされてしまうので、要注意だ。できれば、ダウンロードのボタンは用意して欲しい。

ブログの方は、週1回程度を目安に更新しているようだ。主なジャンルは「議会関係」と「活動報告」。写真などもいれつつ、活動内容や意見・メッセージを丁寧に書いている。

民主党 富岡芳忠氏の公式サイト
最後は、やはり民主党から富岡芳忠氏の公式サイト(独自ドメインtomiokayoshitada.jp)を訪問する。ポスター画像が添付されているが、全体的には文字が中心の事務的な作りである。

主なコンテンツは、プロフィールや申込の他は、「政策」しかない。「政策」に関しては、一つ一つをしっかりと文章で明示しているが、これはこまめに更新する内容ではないので、一度みれば十分と感じる人も多いだろう。

つまり、富岡氏のサイトには、トップページのインフォメーション以外にリアルタイムで更新されるコンテンツがなく、積極的にサイトで発信をし、サイトをこまめに再訪させようとする意識は感じられない。

調査総論
それでは、今回の4氏のネット選挙力を比較してみよう。

最もネットに力をいれているのは、三宅雪子氏だろう。理由は、ツイッターとブログの更新頻度。ツイッターはフォロワーも多いしコミュニケーションも積極的で、効果的にメッセージが拡散されるだろう。また、ブログも本人の宣言通りなら、今後はさらにネットでの意見や報告がなされるはずであり、さらにネットを利用する効果が増すだろう。

次は、石井氏と高野氏の二人。ブログの更新はそんなに多くはないものの、ある程度議員の活動を定期的に報告している点は、有権者にとっては重要である。願わくは、更新頻度はともかく、内容に関してもう少しコメントなどにメッセージ性や意見を加えてもらえると、政治姿勢が伝わり、ありがたい。

最後は、残念ながら富岡氏になるだろう。理由は単純で、再訪を促すようなコンテンツがないから。ブログやツイッターばかりが全てとは思わないが、事務的にでも、活動報告もないので、ネットで投票行動の参考にする議員の情報を得ようとするのは難しいだろう。

今回は、前回に引き続き北関東の衆議院1回生議員を紹介したわけだが、国民の生活が第一と民主党の議員。つまり前回の4人に加えて、計8人の全てが、当選時には民主党だったことになる。

ちなみに、次回は2回に分けて北関東ブロックの小選挙区を取り上げる予定であるが、これも現時点ではすべて民主党議員だ。彼等が全員2回生となるのか、今からしっかりと注視していきたい。

(ライター 大久保ゆか)


▼外部リンク

石井章 公式サイト
http://ishiiakira.com/
石井章オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/akiraishii/

三宅雪子オフィシャルWebサイト
http://www.miyake-yukiko.com/
三宅雪子 ツイッター
https://twitter.com/miyake_yukiko35

高野守 公式ホームページ
http://www.takano-mamoru.com/
高野守Blog
http://www.election.ne.jp/TakanoMamoru/

富岡よしただホームページ
http://www.tomiokayoshitada.jp/






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