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大人の社会見学ニュース
緻密すぎる明治工芸職人たちの超人的な技術を尽くしてつくられた明治工芸を紹介する展覧会「超絶技巧!明治工芸の粋」展が、東京・日本橋の三井記念美術館で、7月13日まで開催されている。
明治維新によって武家社会が終わり、西洋文化が流入した日本。それまで江戸…
緻密すぎる明治工芸
職人たちの超人的な技術を尽くしてつくられた明治工芸を紹介する展覧会「超絶技巧!明治工芸の粋」展が、東京・日本橋の三井記念美術館で、7月13日まで開催されている。明治維新によって武家社会が終わり、西洋文化が流入した日本。それまで江戸の人々を支えていた職人たちは、海外へと目を転じ、工芸品を欧米へと輸出していった。これらの品々は繊細かつ緻密で、現在では再現不可能とされるほどの神業である。
刺繍でできた日本画「刺繍絵画」も
こうした工芸品は海外輸出用であったため、国内で目にすることは少なかったが、本展では世界一とされる村田理如氏のコレクションから、厳選された160点が紹介される。とくに注目されるのは、最近、村田氏のコレクションに加わった「刺繍絵画」。一見すると筆で描いたように見えるが、すべて刺繍でモチーフが精密に表現されている。紫外線や虫食いの影響をうけやすく、残存している作品はきわめて少ないが、今回、世界最大級のコレクションが東京で初めて披露される。
そのほかにも、質感までもリアルに再現された象牙彫刻の野菜、ミリ単位で描かれた七宝や焼き物、絵画のような蒔絵など、貴重な作品が公開されている。
▼外部リンク
超絶技巧!明治工芸の粋
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
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