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大人の社会見学ニュース
サザエさんの70周年を記念した展覧会現在東京都板橋区の板橋区立美術館では、10月10日(月・祝)までの期間、『サザエさん生誕70周年記念 よりぬき長谷川町子展』を行っている。「サザエさん」は1946年から「夕刊フクニチ」「新夕刊」「夕刊朝日新聞」を経て1951年から「…
サザエさんの70周年を記念した展覧会
現在東京都板橋区の板橋区立美術館では、10月10日(月・祝)までの期間、『サザエさん生誕70周年記念 よりぬき長谷川町子展』を行っている。「サザエさん」は1946年から「夕刊フクニチ」「新夕刊」「夕刊朝日新聞」を経て1951年から「朝日新聞」朝刊で1974年まで、何度かの休載をはさみつつ連載が行われていた。初期から中期はサザエさんや家族、身の回りの人々との暮らしを描いており、高度成長期に入ったのちの後期の作品は、社会風刺の要素が増えていった。さらに作者である長谷川町子自身も登場するだけでなく、漫画制作をテーマにした作品も増えていき、円熟味を増していった作品だ。
長谷川町子初期作品や他の代表作なども展示
長谷川町子は日本で初めての女性漫画家として知られている。当初は福岡に住んでいたが、1934年に父を亡くしたあと母と3人姉妹の一家で上京する。14歳の時に、「のらくろ」の田河水泡に弟子入りを志願するとすぐ弟子入りを許可された。翌1935年には天才少女漫画家としてデビューをする。
この展覧会では弟子入りの際に持参したスケッチブックや、初の連載漫画である「チャッピーフーチャン」、『少女倶楽部』に連載した「仲よし手帖」、さらに小学館や講談社の雑誌のために戦時下に描いた漫画といったものを初公開されるものを含めて、貴重な原画や掲載誌を紹介している。
サザエさん以外の代表作である「エプロンおばさん」や「いじわるばあさん」(どちらも毎日新聞社・サンデー毎日で連載)関連の展示もある。
「エプロンおばさん」は昭和30年代の下宿屋を舞台として日常生活や当時の世相、風刺を取り入れて描かれた作品であり、「いじわるばあさん」は、米国作品であるボブ・バトルの『意地悪じいさん』触発され意図的にヒューマニズム的作風から離れて描いた作品だ。
他にも自伝エッセイ漫画である「サザエさんうちあけ話」や、「サザエさん旅あるき」の他に、サザエさんを連載開始した頃から執筆していた動物を中心にした絵本を数冊手がけており、その展示もされている。
休館日は毎週月曜日だが祝日は開館し翌日が休館日となる。開館時間は9:30から17:00まで(入館は16:30まで)。
▼外部リンク
サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展 特設サイト
http://www.asahi.com/event/machikoten/
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