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エスト

ベンチャーコラム

  

ベンチャー企業の経営者が、今注目のビジネストピックを解説

 

2008/01/21

ウェブサイトのリニューアルを考える場合、まず“何のためにリニューアルするのか”という目的をもつことが重要です。「そろそろデザインが飽きてきたから…」といった漠然としたものではなく、より明確に設定しなければなりません。
依頼者からリニューアルの相談を受ける際に、いつも「弊社のウェブサイトの現状をどう思いますか?」と聞かれます。私は「サイトを運営されている目的は何ですか?」と聞き返しますが、多くの方は明確にされていないようです。
現在運営されているウェブサイト、あるいは自社のウェブサイトの運営目的は明確にされていますでしょうか?
「なんとなくウェブサイトが必要だから」という理由では、そこにかける予算や時間が妥当であるかが判断できません。ビジネス上での目標が明示化されなければ、ウェブサイト構築や運用にきちんと予算を割くのは難しいでしょう。ここで、ウェブサイトの運営目的を整理しましょう。

◆見込み客の獲得
資料請求をしてもらう、あるいは興味を持って問い合わせてもらうなど、営業があとからコンタクトをとるための見込み客を増やすといった目的です。最終的な目標は売り上げ向上ですが、この場合は売り上げに結びつく反響増加までが目的となります。

◆売り上げ、利益の向上
運営にあたり、アクセス数よりも実売を重視されるEC(電子商取引)サイトもあれば、ウェブサイト上で展開される販促活動によって実店舗での売り上げ向上を狙う場合もあります。

◆イメージアップ
売り上げ向上には直接結びつきませんが、長期的な視点でのイメージアップを期待します。

◆情報掲載・告知
会社概要や最寄り駅からオフィスまでの地図、製品・サービス情報の掲載など直接的には売り上げアップにつながらない情報の提供が目的です。ただし、これだけが目的の場合、他に目的を持てないか再考する必要があります。

◆既存顧客のサポート
製品・サービスのアフターケア、クレーム受付などといった顧客対応窓口として活用します。

◆採用活動(人材募集)
求人媒体への広告出稿により採用活動を行うと、応募者は必ず自社のウェブサイトに訪れます。ウェブサイトのイメージいかんによっては、応募数が大きく変わることもあります。

◆IR(投資家向け情報開示)
投資家が投資判断をしやすいように、自社の財務情報をサイト上に提供します。

このように、ウェブサイトの運営目的は、企業によってさまざまです。目的を明確にすれば、それを達成するためにはどこに力を入れるべきか、何をする必要があるかが決まってきます。
リニューアルするということは、現状で何らかの問題点を抱えているはずです。目的を明確にし、現状の課題・問題点を整理・検討し、どのような対策を講じればよいか、そのためにはどんな技術が必要なのか。ウェブサイトをリニューアルする前には、こうした状況を検討する必要があります。(吉澤健仁)

(フジサンケイビジネスアイ 2008年1月21日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年3・4月号掲載)

経営者向けビジネス情報新聞「ベンチャーファクトリーニュース」の公式サイトを見る。
吉澤 健仁《よしざわ・けんじ》
大阪市出身。同志社大学法学部卒業後、資生堂に入社。組織小売業における化粧品のセールスプロモーションに従事。2005年10月エストを設立、代表取締役に就任。ウェブサイトを中心に企業の広告制作を幅広く手掛ける。マーケティング戦略、プロモーション、ブランディング、メディアプランニングなどからトータルに企業の広告戦略をサポートし、広告全般のコンセプトメイキング・企画・制作、ウェブサイトの設計・企画・制作、ウェブビジネス全般のコンサルティングなどの事業を展開する。(http://www.eca.co.jp/)



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