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文部科学省の大臣・副大臣・政務官第3次野田内閣のネット選挙力をリサーチする連載10回目は、文部科学省である。2001年の中央省庁再編で、文部省と科学技術庁が統合して設立した省だ。ちなみに現在なにかと話題となっているが、そもそも民主党は日教組(日本教職員組合…


文部科学省の大臣・副大臣・政務官
第3次野田内閣のネット選挙力をリサーチする連載10回目は、文部科学省である。2001年の中央省庁再編で、文部省と科学技術庁が統合して設立した省だ。ちなみに現在なにかと話題となっているが、そもそも民主党は日教組(日本教職員組合)を支持組織に持っていることから、文部科学省の人事には注視する人も多いだろう。

では、文部科学大臣の田中眞紀子(たなかまきこ)氏と、副大臣の松本大輔(まつもとだいすけ)氏・笠浩史(りゅうひろふみ)氏、政務官の村井宗明(むらいむねあき)氏・那谷屋正義(なたにやまさよし)氏のインターネットでの発信力をレポートする。

文部科学大臣 田中眞紀子氏
まずは田中眞紀子氏の基本情報から。田中氏は1944年生まれで、民主党・衆議院新潟5区選出(6回)。これまで科学技術庁長官および外務大臣をつとめ、今回が入閣3回目。

残念ながら、田中氏は公式サイトやブログ等、インターネットによる活動をしている形跡はない。ちなみに上記の画像は民主党HPの議員紹介のものだ。他にも、衆議院や文部科学省のサイトからプロフィールなどを見ることは可能である。

また蛇足だが、夫である田中直紀氏は公式サイトを開設している。

文部科学副大臣 松本大輔氏の公式サイト
次は松本大輔氏をリサーチしよう。1971年生まれで、民主党・衆議院広島2区選出(3回)、文部科学副大臣である。

公式サイト(独自ドメインdakara-daisuke.com)のヘッダーには「だから、ダイスケ」とDのマーク。コンテンツに「だから」の理由を探したが、サイトはブログの形式であり、他にメールマガジンが用意されているが、特に「政策」などと言う項目でまとめたページはない。

ブログは活動報告が中心。写真と簡単なコメントで、週3〜4回更新されている。

一方メールマガジンは、メルマガ配信サービス大手のまぐまぐを利用し、やはり週3回程度発行、部数は340部。こちらも活動報告や告知が中心で、ブログの転載なども含まれる。

文部科学副大臣 笠浩史氏の公式サイトとブログ
もう1人の副大臣・笠浩史氏をリサーチしよう。1965年生まれで、民主党・衆議院神奈川9区選出(3回)である。政治家になる前は、テレビ朝日の報道局(政治部)に勤務していた経歴を持つ。

公式サイト(独自ドメインryu-h.net)には、「子どもたちの未来のために!!」とある。トップページはメニューと最新情報一覧がある程度で、シンプル。コンテンツは基本情報の他は「活動写真」としているブログへとジャンプされるものが用意されている。

ブログは、週3回程度、写真に簡単なコメント。カテゴリーでは最も多いのが「地元活動」、次いで「国会活動」、さらに菅内閣時代の「文部科学大臣政務官」がある。

文部科学大臣政務官 村井宗明氏の公式サイトとブログ
4人目は、村井宗明氏。1973年生まれで、民主党・衆議院富山1区選出(3回)、文部科学大臣政務官である。公式サイト(独自ドメインmurai.tv)は、トップページの「重点取り組み」としている動画の他は、基本情報程度であり、あとは様々な他会社のサービスによるメディアへとジャンプされる。

村井氏は、利用しているアカウントが多い。ブログはアメーバ、FC2、グリー、他にツイッターやフェイスブックもある。そのうちFC2とグリーはツイッターをまとめたブログだ。また、まぐまぐを利用したメールマガジンも発行している。

ブログは週3回程度、写真に簡単なコメントをつけた活動報告だ。一方ツイッターも告知の他、簡単な活動報告が中心だが、毎日複数回つぶやいており、リアルタイム性がある。

またフェイスブックはツイッターやブログの記事が転載されてまとめられている。こちらはコメントが寄せられており、コミュニケーションがとられている。

文部科学大臣政務官 那谷屋正義氏の公式サイト
最後は、那谷屋正義氏。1957年生まれで、民主党・参議院比例区選出(2回)、文部科学大臣政務官である。日教組の組織内候補者として政治家に転身した。

公式サイト(独自ドメインnataniya.jp)のトップページには、国会での答弁や質疑、委員会などの文書が閲覧できるバナーが並んでいるが、メニューの「政策」や「国会REPORT」などは工事中となっている。その他のメニューは、基本情報の他「活動記録」程度だ。

「活動記録」の更新はこれまでに2回。1ヶ月分のフォトアルバムがまとめられている。

調査総論
それでは、文部科学省トップの5名のネット発信力を総括してみよう。しかしながら、田中氏は評価外とせざるを得ないので、残る4名を比較する。

ブログに関して言えば、松本・笠・村井の3氏に大きな差は見られない。写真とコメントを付けた、肩の凝らない活動報告が中心であり、更新回数も比較的多い。しかし村井氏は他にツイッターやフェイスブックなど、様々なツールでの発信があり、頭一つ出ていると言えるだろう。

那谷屋氏に関しては、サイト自体に制作中が目立つ上、活動記録も記事が少なく、評価がしづらい。コンテンツの充実が待たれる。

個人的には、特に最近教育問題に関して意見を述べる政治家も多いため、今回の諸氏がなにか積極的な発信をしているかに関心があった。しかし、ブログやメルマガなどを見る限り、あまり強いメッセージや率直な意見などが目立たなかったのが残念である。今後に期待したい。

(ライター 大久保ゆか)


▼外部リンク

松本大輔のホームページ
http://www.dakara-daisuke.com/

衆議院議員 笠ひろふみ official website
http://www.ryu-h.net/
衆議院議員 笠ひろふみ(ブログ)
http://hirofumi-ryu.seesaa.net/

村井宗明 公式ウェブサイト
http://www.murai.tv/
村井宗明 オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/muraimuneaki/
村井宗明 ツイッター
https://twitter.com/Muraimuneaki
村井宗明 フェイスブック
http://www.facebook.com/muneaki.murai

なたにや正義 公式ウェブサイト
http://www.nataniya.jp/






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