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衆議院近畿ブロック小選挙区4名新人衆議院議員のネット選挙力と発信をリサーチする連載28回目は、近畿ブロックの小選挙区(滋賀・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山)の1年生議員の四回目。選挙期間中のため、ネットでの発信は停止されているので、直前の更新でのレポー…


衆議院近畿ブロック小選挙区4名
新人衆議院議員のネット選挙力と発信をリサーチする連載28回目は、近畿ブロックの小選挙区(滋賀・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山)の1年生議員の四回目。選挙期間中のため、ネットでの発信は停止されているので、直前の更新でのレポートになる。

民主党・兵庫10区の岡田康裕(おかだやすひろ;1975年生)氏、みんなの党・京都1区の平智之(たいらともゆき;1959年生)氏、民主党・奈良3区の吉川政重(よしかわまさしげ;1963年生)氏、日本維新の会・和歌山2区の阪口直人(さかぐちなおと;1963年生)氏のインターネットにおける発信とその活用度をレポートしよう。

民主党 岡田康裕氏の公式サイトとブログ・ツイッター
まずは、岡田康裕氏の公式サイト(独自ドメインokadayasuhiro.com)を見てみよう。岡田氏はコンサルティング会社に勤務後政治家に転身、2009年の衆議院選挙において、三度目の出馬で初当選した。任期中は、「特別会計仕分け」に仕分け委員として参加。

サイトには、「個が自立できる社会づくりを」「努力と継続」「社会全体が幸福になるために」「10年先の日本を見据えて」「明日への責任」とのキャッチコピーを、画像をスライドショーにしてうたっている。

この「10年先の日本を見据えて」は、12月3日に更新された最新ブログの記事にタイトルであり、選挙に向けての決意表明をしている。ちなみに、同日のブログ記事が他にあり、「総選挙の争点は?と問われて、思うこと」「経済対策の軸足をどこへ置くべきか」「行政改革にみる、この3年間の政治主導の成果」となっているので、有権者としてはぜひ目を通しておきたい。

ツイッターは現在、停止中であるが、活動報告やブログの更新情報など、連日ツイートしており、フォロワーは2000人弱である。

みんなの党 平智之氏の公式サイトとブログ
次に、平智之氏の公式サイト(独自ドメインt-taira.net)を訪問。平氏は、関西を中心にラジオ・パーソナリティとして活躍、後にシンクタンクの会社を設立。2009年に民主党から衆議院選挙に初当選して政治家に転身し、今年7月に離党。11月にみんなの党に入党した。

サイトは、「政策提言」や「ブログ」、ユーチューブにアップされた活動の「動画」、「活動ブログ」などの最新記事の一部が並んでおり、みやすいページとなっている。

ブログの最新記事は、選挙に向けての表明であるが、それ以外の各コンテンツのタイトルは、「脱原発」や「廃炉」など、原発関係の文字が並んでいるのも特徴的だろう。

ツイッターは現在、停止中であるが、告知を中心に、活動報告やブログの更新情報など、連日ツイートしており、フォロワーは約5300人、プロフィールには「京都1区選出 衆議院議員 禁原発で進みます」と一言。

民主党 吉川政重氏の公式サイトとブログ・ツイッター
3人目は吉川政重氏の公式サイト(独自ドメインyoshikawa-masashige.com)を訪問する。吉川氏は行政書士から香芝市議を3期、奈良県議1期を経て、2009年に衆議院初当選した。

サイトのコンテンツは、プロフィールなどの基本情報の他、「活動報告」「民主号外」など、シンプルなものである。トップページの新着情報によると、活動報告の10月29日更新が最新となっており、また政策などのメッセージのページもないので、投票行動のために訪問するなら、ブログの方が適しているようだ。

ブログもあまり更新が多くはないようだが、最新記事の12月3日には「今度の選挙が意味するもの」と題して、また1日には「争点はエネルギー政策」として、選挙に向けての決意を綴っている。

ツイッターに関しては、解散前の11月14日が最後のツイート。政治的なメッセージのツイートが中心であるものの、フォロワー数も100人強と多くはなく、回数も少ないので、拡散力は弱かったと考えられる。

日本維新の会 阪口直人氏の公式サイトとブログ・ツイッター
最後は阪口直人氏の公式サイト(独自ドメインnaotosakaguchi.com)を訪問する。阪口氏は衆議院議員の政策担当秘書やNGO法人の事務局長などを務めた後、2009年に衆議院初当選した。11月の解散後に民主党を離党し、現在は日本維新の会。

サイトは、「個人献金募集」とバナーが貼られているのが、一番に目につく。その説明として「企業・団体献金の受け取り」「政治資金パーティの実施」は行いません、と記載しており、政治姿勢の表明を一番に掲げているとも考えられる。

最後の発信は、やはりブログで行われている。12月3日に更新された記事は2つ。「争点とされる政策に対する私の考え」と「捨て身の覚悟で改革をつらぬくー皆さんの疑問への回答」。

この「疑問への回答」には、なぜ維新に行ったのか、解散後の離党表明の理由、結局選挙目当てではないかという批判に対して、阪口氏の説明となっている。

また、ツイッターは現在、停止中であるが、ブログの更新情報を中心に、この一ヶ月は連日ツイート、フォロワーは約3700人である。またフェイスブックも利用しているが、最近はツイッターの転載となっている。

調査総論
それではネット選挙力として4氏を総括してみよう。いずれも、選挙前の12月3日のブログにて、選挙の決意表明や政策などを綴っているので、目を通していただきたい。

4氏とも初当選時は民主党であり、うち平氏と阪口氏は離党して第三極からの出馬となっているので、その主張を比較してみることができ、興味深い。

(ライター 大久保ゆか)


▼外部リンク

岡田やすひろ 公式Web
http://okadayasuhiro.com/
岡田康裕の活動報告(ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/yasuhiro19750713
岡田康裕 ツイッター
https://twitter.com/okadayasuhiro

平智之|日本の未来と子どもを守る(公式サイト)
http://www.t-taira.net/
平智之 ツイッター
https://twitter.com/tairatomoyuki

吉川まさしげ 公式HP
http://www.yoshikawa-masashige.com/
吉川まさしげ活動日誌(ブログ)
http://d.hatena.ne.jp/masashige/
吉川政重 ツイッター
https://twitter.com/minshuyoshikawa

坂口直人(公式サイト)
http://naotosakaguchi.com/
坂口直人の「心にかける橋」(ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/xday0321/
坂口直人 ツイッター
https://twitter.com/sakaguchi_naoto






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