総務大臣と副大臣・政務官第2次安倍内閣を紹介する連載第4回目は、各省の筆頭であり、閣僚名簿でも総理と副総理に次ぐ位置に列せられる総務大臣の新藤義孝氏を筆頭に、総務副大臣、政務官を2回に分けて取り上げる。 では、総務大臣と総務副大臣3氏のインターネット…

第2次安倍内閣を紹介する連載第4回目は、各省の筆頭であり、閣僚名簿でも総理と副総理に次ぐ位置に列せられる総務大臣の新藤義孝氏を筆頭に、総務副大臣、政務官を2回に分けて取り上げる。

では、総務大臣と総務副大臣3氏のインターネットにおける発信力をレポートしよう。

※政務官3氏に関しては、次回の予定。

総務大臣である、自民党の新藤義孝（しんどうよしたか）氏は、1958年生まれで、埼玉2区選出の衆議院議員（5期）。埼玉県の川口市役所に勤務したのち、川口市議を1期、1996年に国政に転身し、衆議院選挙において初当選した。

小泉内閣の2001年に総務大臣政務官、翌年は外務大臣政務官に就任、2007年第1次安倍内閣・福田内閣においては経済産業副大臣となっており、第2次安倍内閣において初入閣を果たした。

現在は、総務大臣である他、地方分権改革担当大臣、地域活性化担当大臣、道州制担当大臣を兼任している。

新藤氏のネットでの発信は公式サイトとツイッターである。

公式サイトは、コンテンツが豊富である。竹島問題、北方領土問題、尖閣諸島・東シナ海ガス田問題などのカテゴリー別にまとめた「関連資料・動画集」、防災・復興対策、財政、経済、教育などの「政策分野別」、お知らせや記録をまとめた「活動報告」など、濃い内容となっている。

ただし、これらは更新が多いわけではなく、定期的にはメールマガジンとして発行している「週刊新藤」において、各回テーマを設けてつづっており、バックナンバーを各メニューにおいてもリンクを貼っているものも多い。

最近の「週刊新藤」は257号、「衆議院・総選挙を終えて〜新年を新たな国造りのスタートの年に〜」と題して、決意表明をしている。さらに「活動報告」内のお知らせにおいて、12月26日付けで、「総務大臣就任にあたって」を掲載している。

さらに新藤氏はツイッターも利用しており、バラツキがあるものの、多い日は1日に複数回のツイートがあり、リアルタイムな活動の様子が垣間見られる。フォロワー数は約15200人、コミュニケーションもとられており、発信力もあるだろう。

ちなみに新藤氏は昨年11月に『先送りのない日本へ〜私が領土・主権問題に取り組む理由』を上梓している。

財務副大臣、自民党の柴山昌彦（しばやままさひこ）氏は、1965年生まれで、埼玉8区選出の衆議院議員（4期）。弁護士から政治家に転身、初当選は2004年。福田内閣・麻生内閣では外務大臣政務官を務めている。

柴山氏のネットでの発信は、公式サイトとブログ、フェイスブック、ツイッターと多彩である。

公式サイトには「未来を夢見ることができる社会を実現します！」と掲げている。コンテンツは、「政策提言」や「議事録」「写真日記」など。

中でも、発信の中心はサイト内に開設しているブログだろう。週に1回程度の更新で、丁寧に時事問題や政治的課題など、自身の言葉でつづっている。最新記事は昨年末の31日、「運命というもの」と題し、総務副大臣就任に対する決意表明している。

他にも、フェイスブックやツイッターを使って発信しており、いずれも更新は多いようである。フェイスブックは、活動の様子などを写真とともに紹介しているものが目立ち、一方のツイッターの方は、フォロワーとのコミュニケーションをとっており、リアルタイムな印象。

ちなみにツイートはグリーのブログにも転載されている。

もう一人の総務副大臣、自民党の坂本哲志（さかもとてつし）氏は、1950年生まれで、熊本3区選出の衆議院議員（4期）。熊本日日新聞社員から政治家に転身、1991年に熊本県議に初当選、4期務めた後、国政に進出した。

福田内閣では総務大臣政務官を務めており、第2次安倍内閣においては、総務副大臣とともに、内閣府副大臣も兼任している。

坂本氏のネットでの発信は、公式サイトと、ブログが中心だ。

公式サイトは、基本情報やマニフェストが用意されているが、発信の中心はサイト内にある「近況報告」と、エキサイトのブログサービスを利用した「てつしマン 活動日誌」がある。

いずれも連日のように更新しており、前者は、文章中心で日々の活動を丁寧に報告、後者は写真アルバムのような印象となっている。ちなみに1月8日更新の記事は、「一人二役は大変」であった。


（ライター 大久保ゆか）


▼外部リンク

新藤義孝公式ウェブサイト
http://www.shindo.gr.jp/
新藤義孝 ツイッター
https://twitter.com/shindo_y

しばやま昌彦オフィシャルウェブサイト
http://www.shibamasa.net/
しばやま昌彦ブログ（上記サイト内）
http://www.shibamasa.net/blog.html
柴山昌彦 フェイスブック
http://www.facebook.com/masahiko.shibayama
柴山昌彦 ツイッター
https://twitter.com/shiba_masa

坂本哲志（公式サイト）
http://www.tetusi.com/
てつしマン 活動日誌
http://tetusiman.exblog.jp/