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反対票はたったの3票フォークランド諸島で英国への帰属の是非を問う住民投票が10、11日、行われた。当局によると、99.8％の住民が「イエス」と英国帰属を支持。
投票率は約92％で、1672人の有権者のうち反対票を投じたのはわずか3人だった。
フォークランド諸島…
反対票はたったの3票
フォークランド諸島で英国への帰属の是非を問う住民投票が10、11日、行われた。当局によると、99.8％の住民が「イエス」と英国帰属を支持。投票率は約92％で、1672人の有権者のうち反対票を投じたのはわずか3人だった。
フォークランド諸島は、南大西洋上にあるイギリス領の諸島。1833年からイギリスが実効支配し続け、現在に至る。アルゼンチンも諸島の領有権を主張しており、スペイン語ではマルビナス諸島と呼ばれる。
Image:by Department for Communities and Local Government
英外相「投票結果を歓迎」
住民投票は、「世界に、特にアルゼンチンに住民の思いを示す意味を込めて」住民らの意思で実施された。ウィリアム・ヘイグ英外相は、
「この投票結果を歓迎する。すべての国が結果を受け入れるべきだ。島民のために、島の繁栄と経済の発展のために支援する。」
と述べた。国際監視団は、選挙は公正かつ技術的にも問題なく行われたとコメントしている。
アルゼンチン側「法的価値のないもの」
一方、アルゼンチン側は改めて、住民投票は意味のない宣伝行為だとして認めない方針を発表。在英アルゼンチン大使のアリシア・カストロ氏は、「住民投票は、 国連が関与しておらず、法的価値のないものだ。」
と語った。カストロ氏はまた、「住民の生活やアイデンティティーを尊重し、英国人であることも尊重する。だが、彼らが暮らす場所は英国ではない。」
と強調した。アルゼンチンの強固な態度の背景には、フォークランド諸島海域で発見された石油や天然ガスにある。
▼外部リンク
フォークス誌（Focus Online）
http://www.focus.de/politik/
シュピーゲル誌（Spiegel Online）
http://www.spiegel.de/politik/ausland/
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