徳洲会から5000万円、引責東京都の猪瀬直樹知事（67）が18日、医療法人徳洲会グループから現金5000万円を受け取っていた問題の責任を取り、知事を辞職する意向を固めたことが分かった。 猪瀬氏は19日午前9時すぎに登庁し、記者会見の前に吉野都議会議長に辞職を申し…

東京都の猪瀬直樹知事（67）が18日、医療法人徳洲会グループから現金5000万円を受け取っていた問題の責任を取り、知事を辞職する意向を固めたことが分かった。

猪瀬氏は19日午前9時すぎに登庁し、記者会見の前に吉野都議会議長に辞職を申し出でたことが伝えられた。その後、10時30分から開かれた記者会見において、辞職を表明した。

猪瀬氏は、石原慎太郎氏の辞職を受けた都知事選に立候補し、初当選。昨年12月18日に知事に就任したが、就任1年で退くことになった。会見のなかで、今後について「作家として発信し、恩返ししたい」と述べ、政界から引退する考えも明らかにした。

公職選挙法などの規定で、次の都知事を決める選挙は議長が選挙管理委員会に知事辞職の申し出を通知した翌日から50日以内に行われる。したがって、選挙日程は来年の2月2日か9日で調整が進められる見通しだ。

「ポスト猪瀬」候補として、数人の名前が挙がっているようだが、今のところ、本命不在の状況だ。自民党内でうわさになっているのは、小池百合子元防衛相や五輪担当の下村博文文部科学相、萩生田光一総裁特別補佐である。

また、五輪メダリストの橋本聖子参院議員を推す声も聞かれる。自民党としては、2020年の東京五輪開催に支障が出ないように、候補者を選ぶ方針である。

ほかには、猪瀬氏の問題が発生した直後から名前が挙がっているのが舛添要一元厚生労働相である。さらに、日本維新の会で東国原英夫氏を推薦候補として擁立する動きも出ているという。


▼外部リンク

猪瀬直樹の公式サイト
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東京都公式ホームページ　知事の部屋　記者会見
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