現職に元職と新人が挑む選挙戦 福島県の南相馬市長選挙が告示される。任期満了に伴い実施される。 出馬を予定しているのは、再選を目指す現職の桜井勝延氏（57）、新人で前市議会議長の横山元栄氏（65）、前市長の渡辺一成氏（69）の3氏。現職市長に元職と新人が挑む…

福島県の南相馬市長選挙が告示される。任期満了に伴い実施される。
出馬を予定しているのは、再選を目指す現職の桜井勝延氏（57）、新人で前市議会議長の横山元栄氏（65）、前市長の渡辺一成氏（69）の3氏。現職市長に元職と新人が挑むという構図だ。

桜井勝延氏は、旧原町市議を1期、南相馬市議を2期務め、前回の市長選で初当選した。9月の議会では、「今後この南相馬市の再興というものを果たしていくことが私の責任だと思っておりますので、それは責任を持って、また覚悟を持って臨んでいかなければならない」と答弁し、再選への決意を述べている。

横山元栄氏は、旧原町市議、南相馬市議をそれぞれ2期務め、南相馬市議会では市議会議長に就任した。支援者からの出馬要請に応じ、正式に立候補を表明した。「現市長は、原発事故などに対する批判ばかりで、復興が進んでいない。遅れた対応を取り戻したい」と話している。

渡辺一成氏は、旧原町市議を2期、福島県議会議員を3期、さらに旧原町市長と南相馬市長を1期ずつ務めたベテラン。今回、南相馬市長への再起を目指す。「復旧、復興へ向けて難局を乗り越えるため、決断せざるを得ない」とインタビューに答えている。

福島県内の選挙は、昨年より現職不利の状況が続いており、今回の結果がどのようにでるのか注目される。


▼外部リンク

南相馬市　ホームページ
http://www.city.minamisoma.lg.jp/