道半ばの阿部県政 任期満了に伴う長野県知事選挙は、今年の8月に行われる見込みだが、現職の阿部守一氏は、態度を明らかにはしていないものの、再選出馬は濃厚とみられている。また、今のところ他に立候補表明をした人はいない。 阿部氏は、仕事始め式後の定例記者会…

任期満了に伴う長野県知事選挙は、今年の8月に行われる見込みだが、現職の阿部守一氏は、態度を明らかにはしていないものの、再選出馬は濃厚とみられている。また、今のところ他に立候補表明をした人はいない。
阿部氏は、仕事始め式後の定例記者会見で、「自分自身、県民の期待にどのように応えていくか考えたい」「しかるべき時期に判断したい」としつつも「今の時点では全く白紙だ」と述べ、態度を明らかにしなかった。

しかし、自ら手がけた県の総合5カ年計画が2年目に入りいよいよ本格化することや、2017年度に実現を目指す県立短大の4年制化構想など、県政の課題は山積している。昨年から、佐久市や千曲市などの経営者や市民と意見交換を重ねており、再選出馬は確実とみられている。

前回の選挙で阿部氏を支援した民主党、社民党は、再選出馬に向け引き続き支援するという。「阿部県政は評価できる」（民主県）、「大きな失点はない」（社民党）との評価。

一方、前知事の後継候補を支援した自民県連は、今回は表立った動きを見せていない。自民県連内でも批判的な意見がある一方で、評価する声もある。対立候補擁立の可能性は不透明だが、低いとの見方もある。

別の新人を支援した共産党は不支持を表明。労組や市民団体などと連携し、独自候補擁立を目指すという。

投票日は8月となる予定で、3月下旬にも県選管が日程を決める。


▼外部リンク

阿部守一後援会
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