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    武蔵野

    企業クローズアップ

      

    要注目、今後の成長が期待されるベンチャー企業を紹介

     

    2007/12/15

    「2000年度日本経営品質賞を獲得(同時受賞は日本IBM)」「18年増収増益」「書籍の累積売上50万部突破」「会社見学で売上1億円!」。これは東京都小金井市に本社を構える中小企業、「株式会社武蔵野」がこれまでに築き上げてきた実績の一部である。同社を「エクセレント中小企業」と呼ぶことに異論のある方はいるだろうか?  同社の実態としては、「ダスキンの加盟店事業」「社屋は築39年」「経営幹部は元暴走族」と、お世辞にもエクセレントとは言い難い。「うちの方がいいかも」と思われる方も多いだろう。 同社を、普通の会社からエクセレント中小企業に押し上げたその秘訣は、「パクリ力」である。その徹底ぶりは常識を逸脱しており、課題を解決する際に他の事例を真似ず自分の頭で考えた社員を、「考えるな、真似しろ!」と上司が叱るほどである。そんな同社が成長を遂げた秘密を探るべく、中小企業の経営者向けに毎月開催している「現地見学会(会社見学会)」に、今回VFN編集部記者が潜入取材を敢行した。

    武蔵野の社長を務める小山昇氏によると、同社の経営がステップアップしたきっかけは高校野球だという。「高校野球は、見ていてなぜ感動するのか?」。青春を駆け抜ける若者が一生懸命プレイしているのも大きな理由の1つではあるが、それだけであれば街でストリートダンスをする若者にもっと感動を覚えてもよさそうなものだ。何が違うのか?その答えは、「ルールとスコアボード」だった。  野球のルールは非常にシンプルだ。日本であれば、99%の人がご存知だろう。野球のように、選手はもちろん観客も簡単に理解できるルールが、経営にも必要だと気付いた。そして、そのルールの運用を確実にするのが「スコアボード」だ。小山氏によると、「ルールとスコアボード」の最も優秀な活用事例が信号機だという。言語が理解できなくとも色を見ただけで、「黄色」になれば、反射的にブレーキ(もしくはアクセル)を踏んでしまう。これが武蔵野の目指す究極の形だ。それでは、武蔵野における「ルールとスコアボード」の運用事例を具体的に紹介しよう。

    【1】会社の憲法と法律をルール化する
    武蔵野のルールは「経営計画書」にすべて記載されている。そこには会社の憲法と法律が全て記されている。この経営計画書は、毎年5月、社長の小山氏が全てに実印を押し、従業員やアルバイトはもちろん、取引銀行や重要取引先にも配られる。ちなみに、もし紛失した場合は、5万円の罰金を支払う。 経営計画書には、「経営理念」や「今年の重点目標に関する解説」はもちろん、「クレーム対応」「昇給、賞与に対する方針」「挨拶について」「売掛に対する方針」など会社のルールが網羅されている。 例えば「クレームに対する方針」では、クレームが発生した場合下記のように対応するよう定められている。.レーム発生の際は、直ちに役員と上司に報告し、事を大きくする△客様へは30分以内に第一報を行う 当事者と上司が当日中にお客様に顔を見せるのがよいH生後クレーム報告書を記入するい客様が「もうよい」と言われたとき、解決とする このような流れに加えて、「クレームの1次対応は、解決策を示す必要はない。謝罪と事実確認のみ行え」、「クレーム発生の責任は追及しないが、報告・連絡を怠った場合、賞与が半分に減額される」といった細かいことまでルール化されている。つまりいつ誰が入社しても、これさえ読めば「武蔵野式クレーム対応法」が分かってしまう。 他にも、武蔵野では「会議に遅刻したら、1分につき1,000円」など「罰金」をとられるケースも多い。社員のストレスとなりそうなものだが、「どういう時に幾ら罰金を支払うのか」が明確にルール化されているうえ、1年間で約50万円程たまった罰金の総額は、社員旅行の恒例イベント「じゃんけん大会」の優勝者へプレゼントされるので、社員の不満要素になることはない。

    【2】 ルールの結果はスコアボードへ
    ルール運用の結果は、スコアボードとして社内のあちこちで「見える化」されている。それは「見てしまう化」といっても良いほど徹底されている。壁は1面スコアボードで覆われて、さながら小学校の教室のようだ。 営業部門はもちろん、内勤部門を含むすべての部門が対象。営業売上前年対比進捗、内定者出勤簿、電話対応など、あらゆる部門の成果が数値化され、スコアボードは40種類以上にのぼる。ユニークなものとしては、「飲み会実施スコアボード」がある。 実は武蔵野では、円滑な社内コミュニケーションを図るため、管理職に社員との飲み会の実施を強制している。最低月に2万円を飲み会の費用に使うことがノルマで、守れない場合、最初はイエローカードが差し込まれる。それでも改善されない場合、次はレッドカードとなり、逆に2万5000円の罰金が課せられる。会社を活性化させるためのアイディアも実行が徹底されなければ意味がない。このスコアボードのお陰で、実行率が大幅に上昇したことは言うまでもない。 「スコアボードでの見える化」を進める上で大切なポイントは、同じ内容のスコアボードは色をそろえるということ。どの部署にいっても、環境整備系は「青」、改善項目系は「黄」と決まっているため、一目瞭然だ。 また営業成績のスコアボードは、「過去の自分に負けたくない」との気持ちが誰にでもあるため、先月や前年同月の実績との比較が出来るグラフを追加すると効果的だという。

    【3】18年間世界中から盗み続けた結果
    今の武蔵野の完成度だけを見てしまうと、「とても真似出来ない」と感じてしまいそうだが、小山氏曰く、「18年間、世界中の会社から良いところだけを真似させてもらっただけ」らしい。事実、「パクリ宣言」とかかれたスコアボードが社内のあちこちに見られた。「パクリ宣言」とは、改善を実施した際の、「ビフォー・アフター」を分かりやすく掲示したもの。普通の会社であれば「改善実績」とでも名前をつけられそうなものだが、武蔵野では「パクリ宣言」だ。 今では武蔵野は「パクって下さい宣言」を実施している。今回、編集部が潜入取材した「現地見学会」がそれだ。35,000円の参加費を支払うだけで、武蔵野の社内を全て見ることができる。社長の接待交際費や社員の賞与も、架空のデータではなく、武蔵野の生データを用いて解説してもらえる。 この記事を読んで武蔵野に興味をもった経営者の方は、自社の経営幹部1名を連れて、「現地見学会」に参加してはいかがだろうか。今まで5000人以上を受け入れてきた経験上、見学会参加後にそのノウハウを自社で役立てることができた会社の9割が、経営幹部を連れての参加だという。やはり「パクる」のにも現場の協力は重要であるといえそうだ。

    (ベンチャーファクトリーニュース 2008年1・2月号掲載)

    経営者向けビジネス情報新聞「ベンチャーファクトリーニュース」の公式サイトを見る。
    武蔵野 ▽本社=東京都小金井市 ▽設立=1964年 ▽資本金=1億600万円 ▽問合わせ先=042-383-6340



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