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原発事故が婚活にも波及東京電力福島第一原発の事故は、“婚活”にも悪影響を及ぼしている。
福島県内の男性が県外の女性に見合いを申し込んでも断られるケースが大幅に増えているという。東京新聞が福島県内の結婚相談所を取材し、悲痛な声を聞いた。
福島県外女性…
原発事故が婚活にも波及
東京電力福島第一原発の事故は、“婚活”にも悪影響を及ぼしている。福島県内の男性が県外の女性に見合いを申し込んでも断られるケースが大幅に増えているという。東京新聞が福島県内の結婚相談所を取材し、悲痛な声を聞いた。
福島県外女性とのお見合いは門前払い
福島市内の結婚相談所「スプリング」は、県内の男性会員から県外女性にお見合いを申し込んでいる。原発事故の前は3件に1件ほどは女性の了承を得ていたが、今は10件中よくて1件ほど。経営者の丹治さんは、県外の女性に対し「放射能のことを考え、不安を感じているのだろう。でも、会ってさえもらえないとは」と嘆く。福島第一原発から比較的距離のある会津若松市でも同様だ。同市内の結婚相談所では、県外女性とは一度もお見合いが成立していない。男性経営者は、「とにかくすべて断られる。」と憤慨している。会津地方の放射線量は関東地方と大差ない。にもかかわらず、“福島県”の男性というだけでお断りなのか。
福島県内同士ならカップル成立も
暗い話ばかりではない。福島県内の男女であれば、比較的カップルが成立しやすい。40代の自営業の男性は、県外女性に百回以上申し込み、すべて断られた。だが、福島市であったお見合いパーティーで県内の女性と知り合い、交際に至ったという。福島の人間というだけで、将来の結婚や恋愛でさえも不利になるのか。福島市内の独身男性たちは憤っている。
▼外部リンク
東京新聞:福島の男性 厳しい婚活 県外お見合い ほぼ門前払い
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/
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