先駆者とは毛色の違う講義鹿児島県の志學館大学で、今年度から新たに開講された「恋愛論」が注目されています。（画像はイメージです） 少し前に早稲田大学での「恋愛学」、九州大学での「婚学」が、大学で恋愛を教える時代になったということで注目を集めましたが…

鹿児島県の志學館大学で、今年度から新たに開講された「恋愛論」が注目されています。（画像はイメージです）

少し前に早稲田大学での「恋愛学」、九州大学での「婚学」が、大学で恋愛を教える時代になったということで注目を集めましたが、志學館大学の恋愛論は少し毛色が違うようです。というのも、「恋愛論」は恋愛をテーマに様々な知識をつけることが目的だからです。

例えば、別れた彼氏からプレゼントの返還を求められた場合、返還しなければならないかといった問題。これは民法の知識が問われるものですが、刑法や民法などの堅い話から「まちコン」や国際恋愛などの身近な話題まで、週替わりの幅広いテーマを扱っています。

恋愛論は、学生が興味や関心を持ちやすく多くの学問を横断するテーマで、気軽に意見交換できることを目的に教授とゼミ生の合同で企画されました。

「様々な領域と絡んでくるのが恋愛というテーマ。多角的に考察する力がつくとともに、息抜きになるような講義を企画したかった」と、企画した志賀准教授。

文学や心理学、社会学などの学問領域からの考察や、学外からの講師を招き体験談を語ってもらったり、舞台演出家に恋愛の表現方法を伝授してもらったり、学生同士の討論時間もありと、内容は盛りだくさんのようです。

何らかの形で実生活に結びつけて考えられてこその学問。切り口は恋愛であっても、こんな授業なら受けてみたいものですね。


▼外部リンク

志學館大学
http://www.shigakukan.ac.jp/information/topics/002023.html