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NTマイクロシステムズ

上場宣言

  

上場を目指す経営者が成長戦略と決意を語る

 

2007/12/11

「創業から6年間の集大成となるビジネスです」

コンピューターのソフト・ハード、システムの設計から製作、コンサルティングなどを手掛けるNTマイクロシステムズの野口智樹社長(39)がこう意気込む商品を、2007年10月から本格的に販売を開始した。そのキラーコンテンツ(情報の内容)とも言える商品の名は、「センサ・マネジメントシステム(SMS)」。SMSは、センサーと販売データなどの企業情報システムを統合・組み合わせて、あらゆる情報をさまざまなセンサーで見るシステムだ。

SMSの活用イメージの例をあげると、店舗の入り口にセンサーを設置し来店者数の管理や、赤外線センサーを陳列棚に埋め込み、棚の前の通行者数や滞在時間を記録して、商品レイアウトを見直し、売上高アップにつなげる。

駅のポスターやショールームの展示物の前にセンサーを設置し、通行者数などを調べることで掲示効果を知ることもできる。さらに、水道や電力、ガスなどのメーターにセンサーを設置すれば、自動的に検針できるサービスなども実現できるという。「究極の目標は、人の健康までも目に見えるようシステムを改良していきたい」(野口社長)と意気込んでいる。

しかも、導入コストや期間は従来と比べて大幅に削減できる。企業システムが、新たなウェブ対応技術「Web2.0」の対応が進んでいるうえ、収集したデータなどの分析に必要な営業支援ソフトなどはSaaS(『素朴な疑問』参照)を利用するためだ。コストや期間などはシステムの規模によって異なるが、「導入コストは従来の約10分の1に低減できる」(同)という。

08年3月期の売上高は2億〜3億円と控えめな予想をしている。SMSに対する市場の関心は高く、引き合いや商談案件は増えているものの、業績に本格的に寄与するのは来期以降になるためだ。

SMSが業績押し上げの原動力となる3年後の11年3月期業績は売上高が約20億円、経常利益が約6.3億円へ増加する見込みだ。11年3月期の上場を目指す。

【素朴な疑問】
野口 智樹 社長
社名のNTは、翌自分の名前の頭文字からとったものかと聞かれるが、
新技術を意味するNew Technology(ニューテクノロジー)の略です。
「将来、ベンチャー起業家になる」ということを決めた高校生の時に
考えた社名です。当時、マイクロソフトなどのITベンチャー企業が
注目を集めた時期、こうした起業を意識して名付けました。
ウチはこんな会社だよ
▽本社=神奈川県横浜市緑区新治町1025の10
▽設立=2001年1月
▽資本金=3907万5000円
▽従業員=5人
▽売上高=約1億9000万円(2006年10月期)
▽事業内容=センサ・マネジメントシステム事業、組み込みLinux事業



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