ウェブデザインではこれまでに、自動車やビール、栄養ドリンクなどのプロモーションサイト、企業のコーポレートサイトなどの制作を手掛けてきた。そのマーケティングのノウハウを投入し、13日から開始した主婦層向けサービスが、ネットのフリーマーケット「押入れ.com」(www.osiire.com、『素朴な疑問』参照)だ。
すでにネットのオークションは定着した感があるが、古物商やネットショップが出店している例も多く、目利きの選別を受けた商品が�爐修譴覆蠅硫然吻瓩琶造屐�「主婦が、安くてもいいから要らないものを売る場ではない。押入れ.comは大手オークションのユーザーとはバッティングしない」(荒井亮羽社長)。ここでは、フリマの特徴である「掘り出し物を探す楽しみ」(同)を大切にする。
休日の公園でフリマがよく見られるようになった。しかし夏は暑く冬は寒いし、雨も降る。できればやりたくないのが本音。押入れ.comは、携帯電話で写真を撮って送るだけで、購入希望者のなかから一番売りたい人に売ることができる。
押し入れに眠るものを一括処分したいけど、携帯で撮影して投稿したり、入力したりというのは面倒。そういう人は、電話も選択できる。この場合は、売り上げの半分が手数料として天引きされるが、簡単に押し入れも片づき小遣いも入る。
こうした真のCtoC(消費者間取引)市場を拡大するため、同社では、2つのプロモーションを展開している。
1つは、押入れ.comの立ち上げに当たって、社員の通称テツヲ氏が全国の押し入れに突撃してリサイクル品を見つけ出す「テツヲがゆく!」企画だ。全国を約3カ月かけて軽自動車で回り、押し入れをチェックして預かる。その様子を日記で公開している。
もう1つは、セーターやジーンズ程度ならば入る梱包袋とメッセージカードをセットにした「ECパック」を無料送付するサイト(www.whitepack.jp/)だ。すでに2度の発送を終え、現在3度目の登録を募集中。一般消費者から一般消費者へのリレーを支援している。
押入れ.comの売上高目標は、1年目5000万円、2年目4億円、3年目9億円。現在のウェブ制作を超える主力事業に育てるつもりだ。
上場は「創立10年目の2011年7月期を予定」(同)という。オペレーターを使った事業となると、ウェブ制作時代とは企業規模もビジネスリスクも大きく変わる。それまでに収益モデルを確立したいと、荒井社長は気を引き締める。
【素朴な疑問】
押入れ.com
ネットオークションは携帯電話やパソコンを使いこなす若者を中心に、使わなくなったものをリサイクルする手段として浸透している。押入れ.comは、ITが苦手、面倒くさいという主婦や中高年を中心層に、スワンクが13日に開始したネットオークションに似て非なる「ネットのフリーマーケット」だ。
一般のオークションは、一番高い金額を提示した人が自動的に落札者となる「競争入札形式」。これに対し、フリーマーケットは「出品者落札形式」が特徴だ。同じ地域に住んでいる人であったり、同じ子育て中の人など、売る相手を選べる。提示価格は安いけどあなたが使ってくれれば思い出の品も喜ぶわ…。まさに、休日の公園で繰り広げられているフリマ的感覚が、そこにはある。
それだけではない。当面、衣類と子供用品に限るが、電話で出品物の状態や希望価格をオペレーターに伝えて、段ボールなどで発送するだけという委託販売も行う。手数料は高いが、タンスや押し入れに眠るものをまとめて送付すれば、衣類をマネキンに着せて写真を撮影し、情報を入力するまでを一切まかせられる。そのほか、FAXという手段も用意している。
(フジサンケイビジネスアイ 2007年11日19日)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年1・2月号掲載予定)
経営者向けビジネス情報新聞「ベンチャーファクトリーニュース」の公式サイトを見る。
スワンク
上場宣言
上場を目指す経営者が成長戦略と決意を語る
2007/11/19
| 荒井 亮羽 社長 |
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今の日本にはものがあふれていて、不要品を使う人を探したり、良いものを 安く買えたりする場所が必要だ。主婦や中高年には、パソコンを使うのは苦手だが、 携帯電話のメールならできるという人は意外に多い。こうした層が手軽に個人間で 取引できる場にしたい。 |
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ウチはこんな会社だよ ▽本社=東京都世田谷区松原3の40の7 パインフィールド6階 ▽設立=2001年12月 ▽資本金=1000万円 ▽従業員=39人 ▽売上高=3億円(07年7月期)、08年7月期は4億円を計画 ▽事業内容=CtoC(一般消費者間取引)向けサイト「押入れ.com」 の提供とウェブ開発 |
