車を買い換えたいけれど、今自分の車はいくらで売れるのだろう。話題の新車の情報を知りたい。今の自分にとって、一番安い自動車保険を選びたい。新車の試乗情報をいち早く知りたい。
当社では、このようなドライバーやディーラーなど、車に携わるあらゆる方にとって役立つ情報を提供する自動車総合サイト「カービュー」を運営しています。同サイトのアクセス数は月間約5億2200万ページビュー(2007年9月末現在)を記録しています。
1996年にソフトバンクの子会社として設立。創業当初は放送事業の運営を目的としておりましたが、99年にその目的を変更、マイクロソフト社も出資し、同社が米国で行なっていた自動車総合サイト事業を日本国内で展開するために自動車総合サイト「カーポイント」を開設し、自動車関連サイトの運営に特化していきました。01年には商号を「カービュー」に改称、新車・中古車、中古車査定、自動車保険など「クルマ」をキーワードにした情報やサービスの提供を幅広く手がけるようになりました。
今年6月、マザーズに上場。連結子会社1社を擁しています。
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事業の柱は、インターネット広告事業とコンサルティング事業の2つです。前者は、「カービュー」やクルマに特化した自由登録制のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「みんなのカーライフ」(みんカラ)といったメディアへの広告掲載事業と「カービュー」サイトから申し込まれる個人利用者からの要望を、顧客管理システム「eCRMシステム」を通じて中古車関連事業者に紹介するリスティング(検索連動型)広告事業です。
後者は、英語版サイト「TRADECARVIEW」を活用して海外への中古車輸出を支援するサービスで、国内の輸出事業者を対象とした顧客開拓や紹介、実地研修などを含めたコンサルティングサービスです。現在は、インターネット広告事業が90%以上を占めています。
昨今、若者のクルマ離れがメディアで叫ばれていますが、私はまったく悲観していません。日本国内の自動車保有台数は、約8000万台。加えて、日本の個人資産は世界でトップレベル。今後団塊の世代が退職し、彼らが自由な生活を楽しむようになれば車の買い換え需要は増えるでしょう。もっとも、ドライバーの需要に応えられるよう、自動車メーカーや販売店、管轄省庁、当社のようなサービス事業者も含めて業界全体で努力する必要があります。
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「トレード・カービュー」を活用する海外の輸入事業者は、2年間で205の国と地域(07年9月末現在)。今後は本格的な海外展開を考えています。海外市場における日本車の評価は高く、まずは右ハンドル車が主流の国々へ。
目指すは、世界中のドライバーに、クルマに関する情報やサービスをワンストップで提供できる会社。5年、10年後にはそのような姿でいられるよう、これからも多くの人々のニーズに応えていきます。(談)きる会社。5年、10年後にはそのような姿でいられるよう、これからも多くの人々のニーズに応えていきます。(談)きる会社。5年、10年後にはそのような姿でいられるよう、これからも多くの人々のニーズに応えていきます。(談)
(フジサンケイビジネスアイ 2007年12月3日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年3・4月号掲載)
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カービュー
TOPが語る
新興市場上場企業のTOPが、上場の経緯や成長戦略を語る
2007/12/03
松本 基 代表取締役 《まつもと・もとい》 |
1964年生まれ。関西大学経済学部卒業後、2000年ソフトバンク・イーコマース (現ソフトバンクBB)入社。02年カービュー代表取締役就任、現在に至る。大阪府出身。 |
カービュー(マザーズ2155) ▽本社=東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランドトリトンスクエア オフィスタワーX 16F ▽電話=03-5859-6151 ▽URL=http://www.carview.co.jp/ ▽設立=1996年9月5日 ▽資本金=15億5888万円 ▽社員数=138名(2007年9月末現在) ▽事業内容=自動車総合サイト運営事業ほか ▽業績=売上高39億8100万円、経常利益6億6800万円(2007年3月期、連結) |