プレジデンツ・データ・バンク(東京都中央区、以下PDB)は、8月23日、同社にてメディア交流会を開催。同社のプレスリリース配信代行サービス・VFリリース利用者に対し、メディア担当者との直接交流を自社の広報戦略に活用することを目的としたもの。終了後、実際に交流会に参加したメディア担当者に、感想を聞いた。
――当社がメールにて配信したプレスリリースは、ごらんになっていますか?
もちろんです。本来、情報収集が記者の仕事ですから。編集部にとっては、情報を捨てる方がリスクですので、リリースは必ず見るようにしています。せっかく情報を届けていただいているわけですから、有効に活用したいと思っています。
――毎日多くのリリースが届くなか、どうしても有名企業からのリリースを選んでしまいがちでは?
有名企業や、記者が知っている企業のリリースはどうしても目につきやすいですね。ただ、掲載にあたっては紙面のバランスを最優先します。有名企業の情報は、たいていどの媒体もおさえていますから、それよりはむしろまだあまり認知されていない企業のリリースを入れることで紙面のバランスを整えるようにしますね。中小企業の情報も、必要ですよ。
――画像も、一緒に添付されていたほうがよろしいですか?
記者は文字だけで記事を作成しますので、イメージをつかむためにもビジュアルを見られる方が嬉しいです。ただ、メールで配信されるのであれば、添付ファイルでは全体の容量が重くなり手間がかかりますから、URLをクリックするだけのほうが楽です。
――リリース内容を直接お話ししたい場合、取材依頼のお電話をかけたらご迷惑でしょうか?
そんなことはないですよ。FAXでリリースをいただいた時は「へぇー」と流していても、その後お電話をいただくと、改めて見直すことも頻繁にあります。「この情報はイチ押し!」という場合は、メールやFAXだけではなく、直接お電話で情報を加えていただけると有難いです。その際には、アプローチする媒体とPRしたい内容の属性をしっかりと見極めて、ターゲットを絞ること。これが、メディアに取り上げられる”秘訣”です。
――逆に、「これは困る」というリリースはありますか?
媒体の特性にもよりますが、専門用語を並べ立てたリリースなどは、結局何が書いてあるか理解できないためにボツになってしまうということはあります。いくら記者とはいえ、すべての情報を熟知しているわけではありませんので、一般的にリリース内容は分かりやすい方が効果的ですね。
――リリースを配信されている企業の方に、メッセージをお願いします。
なかなか、すべてのリリースを活用できませんが、諦めずに送り続けていただきたいですね。数多くリリースを送っていただいている企業は、編集部でも取り上げられやすいです。また、アンケート結果を集計した内容は紙面に使いやすいので、空枠が出た際に掲載させていただくこともあります。また、自社商品のPRだけでなく、競合他社などその業界の情報も提供いただけると嬉しいですね。
※当記事は、今回プレジデンツ・データ・バンクが主催するメディア交流会にご参加頂いた方のご意見であり、すべての媒体・記者に当てはまるものではありません。
(ベンチャーファクトリーニュース 2007年11・12月号掲載)
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2007/10/15
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