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就職課

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2007/12/15

新卒採用の支援事業をてがける株式会社就職課(東京都中央区、代表:内田 雅章)は、激戦業界の後発組。それにも関わらず設立3年目にして社員1人あたりの売上高で業界トップクラスの業績をたたき出す。

同社のコンセプトは学生の声を活かした採用支援。最近では、採用以外にも学生への認知度アップを狙う大手ポータルサイトも学生新聞の顧客に加わるなど、採用支援の枠を超えて「学生マーケティング」専門会社となりつつある。

学生新聞とは、その名の通り学生が企画制作する学生のための新聞。全国の850の大学、短大、専門学校、学生に配布され、15万部発刊されている。今年11月からは、一部コンビニでの販売も開始された。

「サービスマーケティングが好評な会社でも、何故か採用に関しては、学生視点でなく企業視点で展開されることが非常に多い。そこで弊社では常日頃から学生と接しているメリットを生かした提案を心がけている。」と採用業務の責任者である井本氏。広告出稿主とすれば、大学内に自社の会社案内を届けることができるという媒体としての価値はもちろん、マーケティングも一緒にできてしまう点が魅力だ。

もう1つ特徴的なのが同社がしかけるイベントだ。例えば隔週で開催している「学生朝食会」。社会人と積極的な交流を持ちたいと考えている20人程度の学生と、学生の本音を知りたい経営者や採用担当者が一緒に朝食を取りながらコミュニケーションを図る場である。会社説明会や面接といった場では、学生もなかなか本音を見せてくれない。学生と気軽に本音のコミュニケーションが可能であるという意味で非常に面白い。

また「学生起業フォーラム」というイベントは、起業を志す学生50名を集めて毎月開催されるイベントだ。経営者を中心とした講演者から何かを学び取ろうと積極的。代表の内田は「毎月200人以上の学生と会いますが、弊社に来る学生は皆積極的です。9割以上の学生が名刺を持っており、積極的に活動しています」と語る。

  大手の求人媒体に出稿することだけが採用活動でない。営業の際は、どの会社も想定顧客の設定や潜在顧客の洗い出しなどのマーケティング活動を当たり前にするはずだ。採用でも必要なことはまったく同じ。答えは現場(学生)が持っている。

(ベンチャーファクトリーニュース 2008年1・2月号掲載)

経営者向けビジネス情報新聞「ベンチャーファクトリーニュース」の公式サイトを見る。
就職課 ▽本社=東京都中央区 ▽設立=平成16年3月18日 ▽資本金=1000万円 ▽問合わせ先=03-5537-5878



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