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アスリートプランニング

ベンチャーコラム

  

ベンチャー企業の経営者が、今注目のビジネストピックを解説

 

2008/01/14

2009年4月に新社会人となる学生の就職活動が、これからピークを迎えます。彼らは、現在大学3年生。今週あたりから、年度末の試験期間に入ります。ですから、試験勉強に追われる一方で、会社説明会やOB訪問などの就職活動も始めなければなりません。
メディアでは、優秀な人材の確保が困難である、いわゆる「売り手市場」が謳われておりますが、それを実感されている経営者の皆様も多いのではないでしょうか?
当社は、新卒採用のコンサルティングをしておりますが、昨年度の企業の採用活動を振り返りますと、採用予定人数は確保できても、採用したい人材が満たされたわけでとはいえない状況が、多くの企業において特徴的にみられました。ですが、このような厳しい状況下においても欲しい人材をしっかりと確保している企業は存在します。それは、業種・業界、企業規模などは一切問いませんが、ある一定の共通項がみられます。それは、自社で採用したい学生の人物像の「本質」が明確化されていることです。

企業が採用したい学生の要件としてよくあげられるのが、「優秀である」「リーダーシップがとれる」、あるいは「○○が出来る学生がいい」といった、知識やスキルです。ですが、こうした内容は、実は顕在化した一部分に過ぎません。重要なのは、「本質」を明確にし、そのような素質を持っている学生を探し出して採用に結びつけることです。
「採用した学生」と「採用したい学生」とを一致させるためには、2つのポイントを抑える必要があります。それは、
1、求める人物像の「本質」を明確にすること
2、そのような素質を持った学生を確実に発掘する
この2点をしっかりと抑えていた企業は、昨年度の採用活動で予定通りに欲しい人材を確保できました。

では、どのように具現化したらいいのでしょうか?
まずは、求める学生の人物像の「本質」を明確にしましょう。経営者の皆様は、新入社員に対し「将来、こうした人材に成長して欲しい」というイメージをお持ちかと思います。ですが、彼らがそのイメージを満たせるようになるには、やはりある程度の期間が必要です。
その期間をできるだけ短くするために必要な要素は、社員一人ひとりが持つ成長意欲にほかなりません。「目標を達成したいと」「自分の能力を伸ばしたい」「目標を達成するまでは、途中で諦めない」などといった、自分を成長させたいという欲求を強く持っている学生こそ、企業が求める学生像の「本質」でしょう。これは業種・業界や企業規模を問わず、共通しているのではないでしょうか?

そのような素質を持った学生を効率的に発掘できる場として、各界より注目を集めているのが大学の公認部活動である「体育会」に所属する学生です。彼らが日々の活動で身につけた、他の学生にはない魅力とはなにか。次号では、この内容をご紹介します。(山崎秀人)

(フジサンケイビジネスアイ 2008年1月14日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年3・4月号掲載)

経営者向けビジネス情報新聞「ベンチャーファクトリーニュース」の公式サイトを見る。
山崎 秀人《やまざき・ひでと》
株式会社アスリートプランニング代表取締役。 1969年、東京都生まれ。体育会ヨット部に所属していた経験から、大学在学中に体育会採用支援事業を立ち上げる。1997年に株式会社アスリートプランニングを設立し、代表取締役就任。日本最大の集客力を誇る『就職リーグ』という名称の体育会学生限定の就職イベントを筆頭に、体育会学生の新卒紹介事業、総合的な採用支援事業も展開している。 体育会学生の採用支援に関わらず、新卒採用全般についての講演活動も積極的に行っている。



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