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ライフィ

ベンチャーコラム

  

ベンチャー企業の経営者が、今注目のビジネストピックを解説

 

2007/11/19

手元資金は会社にとって血液みたいなものです。血液が正常に流れていなければ、どこかに病気が発生してしまいます。そのような状況に陥らないために、健康的な食事や運動など、日々の積み重ねが必要です。中小企業の財務強化もまったく同じです。経営計画に沿って、「万が一」に備える施策が必要です。

業種・業態などにより一概には言えませんが、財務強化の一般的なポイントは大きく5つあります。

1つ目は「手元資金を潤沢にすること」です。どんなに大きな赤字会社でも、手元資金があれば倒産はしません。取引先との取引条件の見直しや、回転率に沿った適正在庫を持つなど、方法はいくつもあります。また、優良売り掛け先がある場合、取引信用保険を活用し、流動化する方法があります。

2つめは「現金化しやすい簿外資産(含み資産)を形成する」ことです。法人税を軽減しながらの簿外資産を形成するには、法人向けに開発された生命保険を活用し、法人税軽減効果を得ることも良い方法です。

3つめは「社長の個人資産の形成」です。融資を受ける場合のほとんどに社長の連帯保証が必要となります。すなわち役員報酬とは、会社のために一部蓄積しておくべきものです。ただし、所得税をかんがみ、効果的に受け取る方法を選択するべきでしょう。

4つ目は「資本金を増資すること」です。自分を含め、身内で行うか第三者にお願いするか、長期的計画に沿った検討が必要です。

5つめに「経営計画上想定される万が一をヘッジする」ことです。リスクのないビジネスは存在しません。ビジネス上のリスクを分解し、負えるリスクと負えないリスクに分け、負えないリスクをできるだけ保険でヘッジすることが必要でしょう。

保険を使うことで、前述の五つの方法をすべて実現させることが可能です。決算書と経営計画・経営者の理念を持って企業保険に強い専門家に相談しながら最適なプランを選択することが重要です。

(フジサンケイビジネスアイ 2007年11月19日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年1・2月号掲載予定)

経営者向けビジネス情報新聞「ベンチャーファクトリーニュース」の公式サイトを見る。
澤田 勉《さわだ・つとむ》
1965年生まれ。ライフィ代表取締役。設立以来「企業にとって保険は財務」を合言葉に、法人に特化した生命保険・損害保険の総合代理店として営業開始。融資・節税・事業承継・コストカット・リスクヘッジなど、企業の財務強化を総合的に支援。http://www.kigyo-zaimu.jp。この考え方を応用し個人向け保険サイトを今年1月よりスタート。http://lify.co.jp/



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