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プロキャリア

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2007/12/17

人材エージェントは具体的に転職をする際のみに登録/相談をする機関ではない。良心的な会社やキャリアコンサルタントは、在職中で転職を考えている人に、第三者の冷静で大局的な視点から、本人の為になるアドバイスを与えてくれよう。また、アドバイスに納得いかなければ、複数の人材エージェントやキャリアコンサルタントに相談して観るべきである。キャリアコンサルタントは、それこそ毎日毎週数十人からの求職者と対面し、企業からの求人案件と対峙している。より、マーケットや企業の実情を知悉しての客観的な視点に基づいたアドバイスをしてくれるはずだ。通常、登録/相談は無料であるし、転職する時だけしか利用しないのでは勿体ない。自身のキャリアの棚卸やマーケットバリューの確認、その他キャリアディベロップメントに関する相談相手としても是非活用すべきであろう。

また、その際には業界大手の会社とともに、自分の進みたい業界や職種に強い専門特化型の人材派遣/紹介会社にも是非登録してみるべきである。一人一人の特性や個性、希望や経験をより良く聞いて、親身に相談にのってくれるエージェントは、どちらかといえば専門特化型のエージェントの方が一枚上手である。業界大手企業はどうしてもその規模の利益の追求からして、質的対応以上に量的・スピード対応が主体となっている。そこは両者の特性を出来るだけ上手く使い分けてほしい。

かつて私がリクルート社に勤務していた時、当時の会長であった中内功さんが挨拶の言葉が今でも印象に残っている。「これからの時代は、ビジネスマンは生涯に2度・3度転職するのが当たり前の時代になります。だって、一人一人の生涯寿命の方が、企業の寿命より長くなってるんですから」

これは、彼がリクルート社の事業は有望ですと言いたかった為の引用ですが、私はだからこそ信用できるエージェントとキャリアコンサルタントを必要に応じて是非パートナーとして持つべきなのだと思う。(塩原宏一)

(フジサンケイビジネスアイ 2007年12月17日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年3・4月号掲載)

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塩原宏一《しおはら・ひろかず》
1982年、早稲田大学商学部卒。同年4月リクルート入社、人事部採用課勤務の後、 リクルートフロムエーなどの子会社・販売会社の立ち上げ、事業拡大に従事した。 2003年、LEC東京リーガルマインドに入社。現在は、法務・人事・労務の専門知識を持つ人材の、派遣・紹介事業を行うプロキャリアで、代表取締役を務める。またLEC東京リーガルマインド常務取締役も兼任し、営業部門の統括を行っている。



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