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サザインベストメント

ベンチャーコラム

  

ベンチャー企業の経営者が、今注目のビジネストピックを解説

 

2007/12/11

投資を行うに当たって最も重要なことは「自分なりのルールを作りそれを必ず守ることで、一貫性を保つこと」です。要するに「利益や損にとらわれず、自分のトレードプランにいかに従うか」がポイントとなってきます。

  スポーツチームがいい例です。個々の選手が好き勝手にやっていたのでは、とても勝つことはできません。戦略という勝つためのプランがあり、選手たちそれぞれが忠実に決まりを守ることによって、初めて勝利への切符を手にします。FX(外国為替)トレードにおいても、同様です。

優れたトレーダーとは、どんな状況下でも、自らが事前に決めたトレーディングルールを忠実に守ることができる強い意志を持っている者を指します。実際の損益または損失から判断するものではないのです。

アメリカで大人気のストラテジストでありFX教育者でもあるロブ・ブッカーは、為替取引を数年前から始めた普通のトレーダーです。普通の人が普通にもうけるための彼の取引手法は、戦略にマッチした値段が現れたときに初めて売買するというものです。

彼の失敗とそこから得たスタイルをみていくと、1年目、初めて取引を行った時、最初は、数万ドルを投資してすぐに口座はゼロになったそうです。そして2年目、小さいお金をいれて小さなトレードを繰り返し、資産の1%をマイナスしたらロスカットするというトレードを行いました。

これから取引を始められる方に役立つルールをご紹介しましょう。まず、トレードに自信があっても常に小さな単位で取引を行い、大きく勝てないが大きく負けないことを徹底して学びます。

この単位の小さなトレードを1年間行い、2年目、この1年間は、ちょっと取引単位を大きくします。しかし絶対にその単位を決めた以上に大きくはしません。3年目、昨年より取引単位を大きくします。こうすることで、取引手法、ノウハウ、心のコントロールのすべてが準備されていくのです。

ロブの言った言葉の中で特に印象に残っているものがあります。「規律を持って単純なルーティンワークを繰り返し行い、決して感情に走ったトレードは行わない。」できるだけ多くの方に自己管理能力を身に着けてもらうよう、私も微力ながらお手伝いさせていただきます。

(フジサンケイビジネスアイ 2007年12月11日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年3・4月号掲載予定)

経営者向けビジネス情報新聞「ベンチャーファクトリーニュース」の公式サイトを見る。
広布 文夫(こうふ・ふみお)
1979年立教大学経済学部卒業後、大和証券に入社。支店営業を5年経験した後
アメリカに派遣留学。IPO業務部に所属した後に英国とスイスに通算7年間勤務、
96年に帰国後、投信開発部に所属した。その後、インターネットの重要性を予見し
ダイレクトトレーディング部を発足させ、初代部長となる。
2002年サザインベストメントを立ち上げ日本で初めてGFT(グローバル・
フォレックス・トレーディング)のIB(Introducing Broker)になる。
お客様サイドに立ったサービスを提供する他、為替投資に対する教育活動に
力を注いでいる。http://www.saza-investment.com



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