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ウェブクリエーション

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2008/02/11

SEO対策を実施するうえで最も大切なのは、検索するキーワードの選定です。これを誤るとSEO対策にかけてきたコストがすべて無駄になってしまいます。特に外部のSEO専門業者にアウトソースした場合、結果として効果のないキーワードを選定していたとしても、委託した費用は払い続けなければなりません。
ですから、キーワードを選定する際には、自社のWEBサイトにふさわしいかどうかはもちろん、ネットユーザーにとって検索するニーズがあるかどうかも重要となってきます。この2点をクリアすることが、SEO対策を成功させる秘訣なのです。

SEO効果が期待できるキーワードを探す手法としては、リスティング広告(キーワード連動型広告)が便利です。一定期間、リスティング広告でキーワードの効果検証を行ないます。費用はかかりますが、効果が見込めないキーワードで延々とSEO対策を実施した場合のロスを考えれば、決して無駄にはなりません。また、効果検証中でも実際に広告が表示されますので、その広告での効果も同時に期待できるという、まさに一石二鳥の方法です。事前にアクセス解析を導入すれば、自社のWEBサイトに有効となる意外なキーワードの組み合わせも発見できるかもしれません。

やや回りくどい方法ですが、確実に効果が期待できるキーワードを探すには適切な方法といえるでしょう。もっとも、万が一全く効果が出なかった場合は、ユーザーの立場でキーワードを考え直す必要があります。

  キーワードが決定しましたら、いよいよSEO対策を行ないます。
SEO対策を行なう手段は大きく分けて2つの方法によります。1つは「ソースの最適化」、もう1つは「リンクの最適化」です。
ソースの最適化についてですが、現在の検索エンジンは、リンク要素を重要視しておりますのでタイトルタグ、メタのキーワードとディスクリプション、タグ(各見出し)といった基本的な項目の挿入を適切に行なうだけで十分です。 次にリンクの最適化についてですが、これはおもに外部サイトからのリンクを増やすことです。ご存知の方が多いかもしれませんが、多くのWEBサイトやブログからリンクを受けることはSEO対策にとって大変効果があります。なぜなら、リンクの売買が成立するほどリンク獲得はSEOにとって重要な要素なのです。
最近では、ソーシャルブックマーク(「ブックマーク」や「お気に入り」を、ネットワーク上で他のユーザーと共有するサービス)されることもSEOには有効な対策の一つです。WEBサイトを訪れたユーザーがブックマークを行なったり、また自分のWEBサイトやブログにリンクを貼ったりするような人気サイトになるよう工夫が必要です。

  キーワードの選定をしっかりとおこったうえで、基本的なソースの最適化をおこない、勝手にリンクが増えていくような人気サイトをつくる。これが、無理のない理想的なSEO対策といえるでしょう。

(フジサンケイビジネスアイ 2008年2月11日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年5・6月号掲載)

経営者向けビジネス情報新聞「ベンチャーファクトリーニュース」の公式サイトを見る。
大沼 敏幸《おおぬま としゆき》
1977年生まれ。北海道札幌市出身。2002年から検索エンジン業界に従事。 法人営業を経て、2005年11月ウェブクリエーションWEBコンサルティング営業部執行役員に就任。 SEO事業部の責任者として尽力する。2005年11月より開始したネットショップ専用のSEOサービスは、現在までに400サイト以上、1200キーワード以上のSEO実績を持つ。2007年8月に成果報酬型SEOサービスを開始。SEO以外にも、リスティング広告の対策やディレクトリ対策など、SEM全般を得意とする。



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