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フルコンタクト合気道 覇天会
プレスリリース
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国際合気道連合 フルコンタクト合気道 覇天会(宗家・筆頭師範:藤崎天敬)は、2026年10月4日に開催した第30回フルコンタクト合気道選手権大会を機に、2006年から20年間にわたる大会で一本勝ちやポイント獲得につながった主な合気道技を整理し、その実績を報告します。これまでの大会では、第三教抑え・第二教抑え・肘締め・絡み回転投げなどで相手のギブアップによる一本勝ちが成立したほか、入り身投げ・肘当て呼吸投げ・小手返しなど、多様な合気道技によるポイント獲得が確認されています。覇天会では、立った状態で相手の関節を操作する「立ち関節技」を中核に、捌き・当身・崩し・投げ・抑えを組み合わせた合気道技術を研究しています。大会を単に勝敗を競う場としてだけでなく、型稽古で学んだ技術を、競技ルールのもとで相手の抵抗や動きに対応させる実践的な検証の場として位置付けています。
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↑腕絡み(合気道式)をかける藤崎天敬師範
なぜ立ち関節技を重視するのか―合気道の技術体系との関係
覇天会が立ち関節技を重視する理由は、合気道の技術体系にあります。
合気道には、立った状態で相手の関節を操作する技術や、関節操作によって姿勢を崩し、投げや抑え・固めへ移行する技術が数多く含まれています。
例えば、一教・二教・三教・四方投げ・小手返し・回転投げなどは、立った状態での関節操作を特徴のひとつとする合気道技です。
覇天会では、単に立った状態で関節を極めることだけを目的とせず、「立ち関節技から投げ、さらに抑えへとつなぐ一連の技術」を重視しています。
相手の攻撃を捌いて適切な位置を取り、関節を操作して姿勢を崩し、状況に応じて投げ、最終的に抑えによって相手を制御することは、伝統的な合気道の技術的特徴を活かしたものです。
覇天会では、こうした技術の連携を、型稽古だけでなく、相手の抵抗や動きのある組手・試合でも活用できるよう研究を続けています。
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↑第30回フルコンタクト合気道選手権大会における逆手取り第二教抑えによる一本勝ち
過去30大会で実際に決まった合気道技―立ち関節技による一本勝ちと多様な投げ技
2006年から2026年までに開催された30回のフルコンタクト合気道選手権大会では、さまざまな合気道技が実際の攻防で決まり、一本勝ちやポイント獲得につながってきました。
ギブアップによる一本勝ちが確認された主な技
- 第三教抑え
- 逆手取り第二教抑え
- 肘締め
- 絡み回転投げ
- 腕絡み(合気道式)から連行法の固め
これらは、立った状態で相手の関節を操作する「立ち関節技」や、そこから移行する抑え・固めによって相手を制御し、ギブアップによる一本勝ちにつながった技術です。
覇天会では、単に相手を投げ倒すことだけを目的とせず、立ち関節技による制御や、投げから抑え・固めへの連携を重視しています。
実際の試合でこれらの技が決まり、相手のギブアップによる一本勝ちが成立してきたことは、覇天会が20年間にわたり継続してきた立ち関節技と抑え・固めの実践的研究を示す具体的な実績です。
技が決まり、ポイント獲得につながった主な技
- 肘当て呼吸投げ
- 第一教抑え
- 小手返し
- 連行法
- 正面入り身投げ
- 側面入り身投げ
- 隅落とし
- 入り身突き(投げ技・正面当て)
- 後ろ倒し(後ろ引き倒し・後ろ当て)
- 腰投げ(合気道式)
- 腕絡み(合気道式)
これらの技も実際の試合で成立し、ポイント獲得につながっています。
立ち関節技から投げや抑えに移行する技術に加え、入り身投げ、隅落とし、入り身突き、後ろ倒し、腰投げ(合気道式)など、伝統合気道に由来する多様な投げ技も実際に決まっています。
これらの実績は、覇天会の競技が特定の関節技だけに依存するものではなく、立ち関節技・投げ・当身・崩し・抑えを組み合わせた合気道技術を、抵抗のある対人環境で継続的に検証してきたことを示しています。
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↑第30回フルコンタクト合気道選手権大会における横面打ちによるポイント獲得
合気道の当身技を活かした競技ルール
覇天会のフルコンタクト合気道では、立ち関節技や抑えによる制御を競技の中心としながら、伝統的に合気道で用いられる代表的な当身技の一つである手刀による正面打ち・横面打ちを、顔面へのポイント制の技術として採用しています。
競技ではヘッドガードやレガースなどの防具を着用し、安全性に配慮したルールのもとで試合を実施しています。
手刀による当身を採用しているのは、伝統的な合気道の技術体系との連続性を重視しているためです。
これまでの大会では、正面打ちや横面打ちによるポイント獲得が確認されています。
ただし、覇天会では打撃によるダウンを競技の主目的とはしていません。
相手を必要以上に傷つけず制御するという理念を重視し、打撃に偏った攻防にはルール上の制限を設けています。
当身は相手の動きを制し、姿勢を崩し、立ち関節技や投げ、抑えへとつなぐ役割も担っています。
覇天会では、合気道の当身技を活かしながら、立ち関節技や抑えによる制御を中核とする競技体系を探求しています。
第30回大会でも第二教抑えによる一本勝ち
2026年10月4日、横浜武道館で開催された第30回フルコンタクト合気道選手権大会では、逆手取り第二教抑えによるギブアップで一本勝ちが成立しました。
また、絡み回転投げによるポイント獲得や、正面打ち・横面打ちによる当身のポイントも見られました。
当身を用いない合気道乱取りでは、第一教抑え裏による崩しから抑えにつなぐ攻防も確認されました。
このように、立ち関節技・投げ・当身・抑えなど、多様な合気道技が実際の競技で使用されています。
競技条件を変えながら合気道技を検証
覇天会では、20年間の大会運営の中で、合気道組手・本戦形式の試合だけでなく、当身を用いない乱取り、打撃への対応、武器への対応、護身的状況を想定した試合など、複数の競技条件で技術を検証してきました。
防具を着用した打撃を伴う試合と、当身を制限した乱取りでは、技術の成立条件や攻防の展開も異なります。
こうした違いを経験することによって、技術の特徴や課題を確認し、日常の稽古へ還元することを重視しています。
現在の本戦では、立ち関節技・投げ・当身・抑えなどを組み合わせたフルコンタクト合気道ユニファイドルールを採用しています。
藤崎天敬師範が追究する「流転」と「掌握」
合気道覇天会を創設した藤崎天敬師範は、伝統合気道や実戦形式の合気道競技で培った経験をもとに、長年にわたり立ち関節技を中心とした技術研究を続けています。
藤崎師範自身も実戦形式の合気道選手権大会で優勝3回、準優勝1回、優秀賞1回の競技実績を持ち、選手としての経験を指導や技術体系の研究に反映してきました。
覇天会では、相手の動きや状況に応じて技を変化させる「流転」と、必要以上に相手を傷つけず制御する「掌握」を重視しています。
流転は、あらかじめ決めた技に固執せず、相手の反応や状況に応じて変化する技術的な考え方です。
掌握は、相手を過度に傷つけずに制御する技術の方向性を示すものです。
勝敗を競う試合においても、相手を必要以上に傷つけないよう配慮し、自らの力や感情を制御する自制心を大切にしています。
20年間の研究を次世代の合気道へ
覇天会では、型稽古によって技術の基本と理合を学び、組手や試合によって相手の抵抗や変化に対応する能力を養っています。
30回の選手権大会を通じて得られた経験は、合気道の指導、段階的な組手稽古、護身術講習会などにも活用されています。
今後も合気道の技術と理念を尊重しながら、実際の対人環境で技術を研究し、合気道の合理性と可能性を追究してまいります。
藤崎天敬師範 プロフィール
藤崎天敬(ふじさき・てんけい)
国際合気道連合 フルコンタクト合気道 覇天会 宗家・筆頭師範。範士八段。フルコンタクト合気道創始者。
小学2年生から伝統合気道を学び、岩間・武産合気道系統などを修練。18歳から試合のある実践形式の合気道を学び、専門の指導員コースを修了しました。
他団体主催の合気道選手権大会では本戦優勝3回、準優勝1回、優秀賞1回の実績を持ち、指導者としても本戦優勝者2名をはじめ、複数の大会優勝者を育成しています。
2002年に横浜で合気道藤崎道場を設立。2006年には合気道覇天会を創設し、第1回フルコンタクト合気道選手権大会を開催。2026年10月までに30回の大会を主催し、20年間にわたり合気道技術の実践的な検証を続けています。
柔道や空手などの武道も修練し、大道塾空道本部での合気道クラス指導経験もあります。
現在は立ち関節技を中核に、捌き・当身・崩し・投げ・抑えを連携させる技術を研究。「流転」と「掌握」を重視し、相手を必要以上に傷つけず制御する合気道を追究しています。
全国各地での護身術講習会や企業向け指導など、合気道の普及活動にも取り組んでいます。
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↑第30回フルコンタクト合気道選手権大会での藤崎天敬師範
本記事で紹介する技術の成立や競技実績は、覇天会が定める競技ルールおよび試合条件のもとで確認されたものです。あらゆる状況での技術の有効性や、安全性を保証するものではありません。
また、合気道にはさまざまな流派・団体があり、それぞれ異なる理念や稽古方法、技術的特徴があります。本記事は覇天会の研究方針と競技実績を紹介するものであり、他流派・他団体の技術や指導方針を否定したり、優劣を主張したりするものではありません。
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