ホーム > 最新ベンチャー情報 > プレスリリース> 株式会社薫製倶楽部

株式会社薫製倶楽部

プレスリリース

  

ベンチャー企業の新製品・新サービスのプレスリリース

 

株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町)は2026年6月7日、自社ウェブサイトに小林製薬紅麹事件 紅麹コレステヘルプ(BP-412株)と抗生物質の製法との比較――工業性変異株の使い方についての比較調査を公開した。


株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町)は2026年6月7日、自社ウェブサイトに小林製薬紅麹事件 紅麹コレステヘルプ(BP-412株)と抗生物質の製法との比較――工業性変異株の使い方についての比較調査を公開した。

▼対象記事URL

https://kunsei.com/archives/976


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0XzBiNzlhZGNmZjIyMjhlYzgyZjdlM2FjMjQ5MjZkMjYyLnBuZw.png ]

プレスリリース 我々紅麹業界に何が起こったか 81

株式会社薫製倶楽部 代表取締役・薬剤師 森 雅昭


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0XzZlZjE4ZWY4NzFiODA5MmM1N2YwYWIwODZhYzY0ZDRhLnBuZw.png ]

■ �� 抗生物質はほぼすべて微生物由来である

 現代医療を支える抗生物質の多くは、自然界の微生物が産生する化学物質をもとに開発された。代表的なものは以下のとおりである。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0X2EzZTg5YzkxZGZlNDcyOTFlMGU2MmQwNTk1YjNjYjBmLnBuZw.png ]

 これらはいずれも、微生物が自然状態では産生量が極めて少なく、そのままでは医薬品製造に使えない。そこで産業上の要請から、産生量を最大化するための工業性変異株が開発されてきた。

■ �� なぜ工業性変異株が必要か――産生量の壁

 野生株(自然界に存在する菌株)は、自身の生存に必要な量しか目的物質を産生しない。医薬品製造には桁違いの産生量が必要であり、野生株では到底対応できない。

 工業性変異株の作製方法は主に以下のとおりである。
・ 紫外線照射(UV変異):DNAに変異を導入し、産生量を増大させる株を選別
・ 化学変異原処理:変異剤を用いてより広範な変異を導入
・ 遺伝子組み換え技術:目的遺伝子の過剰発現や代謝経路の改変

 このような変異株開発の努力は、現代の医薬品製造において当然の工程として確立されている。BP-412もまた、同じ技術的文脈で2007年に受託開発された工業性変異株(UV変異処理)である(PR71参照)。

■ �� 医薬品製造における「精製」という絶対条件

 しかし、抗生物質製造において工業性変異株が広く使用されていても、医薬品が安全である理由は明確である。それは「精製」という工程が必ず介在するからだ。

 医薬品製造における精製の意味を整理する。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0XzY3ZWJlZDczZDI2Nzc3MGE0OWQwZDI4ZDdmZWFiZjdmLnBuZw.png ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0XzY2YzFmZmNjZTk3NDkzNTc0MzFkMWU1MTdlODU1ZjY2LnBuZw.png ]

■ �� 紅麹コレステヘルプとの決定的差異――精製なき工業性変異株の摂取

 ここに問題の核心がある。以下の比較表を見られたい。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0XzcyMmM1YTkyOTQ2NzUxNGYxYzdkMmQzMzQwZjE3MTcxLnBuZw.png ]

 この表が示すとおり、工業性変異株を使用しているという点は共通であっても、その後の処理において根本的な差がある。  なお「医薬品と食品は目的が違う」という反論は当然予想される。しかし問題はそこではない。BP-412はモナコリンKを機能性関与成分として届出した製品に使われた菌株であり、薬効類似成分を目的とした工業性変異株である。それにもかかわらず、医薬品製造では不可欠とされる精製・規格管理のプロセスを経ていない。「食品だから精製不要」という論理は、変異株由来の未知代謝物への暴露を正当化しない。
 医薬品では変異株が産生する「予期しない代謝物」は精製工程で除かれ、消費者に届かない。紅麹コレステヘルプでは、変異株が47日間の長期固体培養で産生した多様な代謝物が、分離・管理されることなく錠剤として消費者に届く。

■ �� 「副生成物が何ができるかわからない」――これは設計上の必然

 論理的に整理すると、以下の帰結は不可避である。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0XzFjMjM0MjZkMDE3OTBkNjdkNWM4YjEzMDI4NzgwMmVhLnBuZw.png ]

 医薬品製造においても、工業性変異株が産生する予期しない代謝物の問題は認識されている。だからこそ精製が必須とされている。医薬品製造では、安全性確保のために副生成物を分離・管理する設計が採用されている。紅麹コレステヘルプは、その設計上の要請を満たさないまま機能性表示食品として市販された。

■ �� それでも小林製薬は補償すべきである

 原因物質の特定が困難であることは、小林製薬の責任を軽減しない。同社は以下のすべてを知り得た、あるいは知るべき立場にあった。

・ BP-412がUV変異処理工業株であること
・ 精製工程なしで発酵物全体を製品化していること
・ 47日間の長期固体培養を行っていること
・ その代謝プロファイルに対する食経験が存在しないこと
・ 錠剤という投与形態で特定成分の継続的な体内蓄積が生じること

 これらを承知の上で、安全性の空白を埋めないまま機能性表示食品として市販した。食経験のない代謝物に消費者を暴露させたという設計上の事実が、補償義務の根拠となる。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0X2NhNDllMzcyZjM3NzE5ZWFkZjRhNzk4OTk0M2ZlNWExLnBuZw.png ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0XzdkMjAyM2Q2ZTk0ZmVhNzY4NTU5NzQ1MTIwMzQwMTU3LnBuZw.png ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzU2MTQjMzc1NjE0XzVhZWJjNDRkMDM1YThjNTE1NmYwOTJlYjQwMDUxODhmLnBuZw.png ]




提供元:valuepressプレスリリース詳細へ



株式会社薫製倶楽部のプレスリリース一覧
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 紅麹コレステヘルプ(BP-412株)と抗生物質の製法との比較――工業性変異株の使い方についての比較調査(2026月06年07日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説青カビ説の崩壊――小林製薬自身の説明が内包する「現場の常識」への根本的矛盾(2026月06年06日)
  • 【公文書で確認】工場青カビ説、同定結果は発表から127日後菌株管理記録も未開示、6月1日4日に大阪市保健所に質問書送付(2026月06年05日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説【シリーズ】小林製薬・行政・マスコミによって隠されていること 健康被害の「原因」について私の認識の訂正と、原因不明である理由の構造的説明(2026月06年04日)
  • 消費者庁「省庁間の齟齬への回答は行わない」との姿勢を示す一方、当社は本日付で消費者庁長官宛に公開質問状を送付―齟齬の説明を求めるも手続き的回答のみ―(2026月06年03日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 青カビ説も崩れる――大阪市保健所・大安研の開示文書が示す構造的矛盾――(2026月06年02日)
  • 農林水産省「プベルル酸という用語は用いていない」と不開示 一方、厚労省「原因物質として公表した事実なし」―農林水産省に対し、公開質問状を送付―(2026月06年01日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 【シリーズ】小林製薬・行政・マスコミによって隠されていること 「規制されなかった理由」と「健康被害の根本的原因」(2026月05年31日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 【シリーズ】小林製薬・行政・マスコミによって隠されていること 「精製しない食品」と「精製する医薬品」(2026月05年30日)
  • 【公開質問状送付のお知らせ】「紅麹にプベルル酸が入っていた証拠」の開示を厚生労働省・大阪市保健所・国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)に正式要求(2026月05年29日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 小林製薬・行政・マスコミによって隠されていること「チワワと狼を同一視した行政」――工業変異株と伝統株の遺伝的差異――(2026月05年28日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 プベルル酸に関する意思決定は未実施と回答、 一方、対応において当該物質を前提としていたとの回答食中毒対応との関係について「齟齬なし」(2026月05年27日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 小林製薬・行政・マスコミによって隠されていること 「紅麹コレステヘルプの菌株はどこから来たか」―BP-412という工業変異株の正体―(2026月05年26日)
  • 国衛研「原因物質に関する情報」として発表 一方、厚労省「プベルル酸を原因物質として公表した事実なし」―国立医薬品食品衛生研究所に対し、公開質問状送付―(2026月05年25日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 小林製薬・行政・マスコミによって隠されていること第4弾 「大腸菌とO157は別物か」――株が性質を決める――(2026月05年24日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 小林製薬・行政・マスコミによって隠されていること第3弾 小林製薬自身も驚いた――ハードルなき43日培養が生み出した「予測不能」という(2026月05年23日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 小林製薬・行政・マスコミによって隠されていること第2弾:HACCPには「第0の原則」がある―「食品であること」を誰が確認したか―(2026月05年22日)
  • 消費者庁「プベルル酸に関する内容は厚労省資料由来」と説明一方、厚労省「プベルル酸を原因物質として公表した事実なし」―省庁間の説明の相違を確認するため正式照会(2026月05年21日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 小林製薬「紅麹コレステヘルプ」はHACCPとして成立するか(2026月05年20日)
  • 小林製薬紅麹事件研究解説 被告が裁判席に座る ―2024年6月、事件の渦中に―国立医薬品食品衛生研究所×小林製薬 共著論文の衝撃(2026月05年19日)
  • 上場宣言

      

    上場を目指す経営者が成長戦略と決意を語る

     

    TOPが語る

      

    新興市場上場企業のTOPが、上場の経緯や成長戦略を語る。

     

    ベンチャーコラム

      

    ベンチャー企業の経営者が、今注目のビジネストピックを解説。

     

    企業クローズアップ

      

    要注目、今後の成長が期待されるベンチャー企業を紹介。

     

    プレスリリース

      

    ベンチャー企業の新製品・新サービスのプレスリリース